できるだけなくしたい時間

生き方

 今日、地元東海市の「子どもオーケストラ」の定期演奏会に行った。私の教え子がそのオーケストラに参加していることがきっかけで、2年前から年2回通うようにしている、とても楽しみなイベントだ。今回は特によかった。とっても素敵な演奏会だった。そう思ったのにはいくつかの理由がある。まず、聞いたことのある曲が数多く披露されていたこと。そして、もう一つが…。東海市にはこの子どもオーケストラ以外にも、東海市が運営している児童合唱団、市民合唱団、そしてダンスチームがある。オーケストラ以外のそれぞれの団体がオーケストラのプログラムに1曲ずつコラボしていたのだ!この曲はオーケストラと児童合唱団、この曲はオーケストラとダンスチーム…、といった具合に。そのクオリティ、そして演出力がとても素晴らしく見ごたえがあり、さらにこの演奏会のファンになってしまった。まさに心を奪われた…。

 私はこの演奏会中、さまざまなことを思いながら聴いていた。まず、この演奏会に出演していたすべての子たちは、この演奏会に向けてどれくらいの努力をしてきたのだろうと。また、遠目ではあったが、自分のやるべきことに集中し切っている堂々とした姿がいかに素晴らしく、美しいものであるなぁと。

この「東海市子どもオーケストラ」は今年が10周年にあたる年であるらしいが、とても恵まれた環境であるようだ。小学生から高校生までが所属し、名古屋フィルハーモニー交響楽団の楽員を講師に迎え、楽器演奏の基礎からオーケストラ形態での合奏まで幅広く学ぶことができる。東海市、そしてさまざまなスポンサーや寄付によって運営されている。週に1回の練習で月の会費は3,000円。今日の指揮をされていた方も、「私が今から入りたい」と言われるくらいだから、よほど恵まれているのだろう(正直私の娘にも入ってほしいくらいだ)。これから学校の部活動が縮小していく時に、自分の情熱をどこで燃やすのかはとても重要な選択だ。今所属しているメンバーの多くはきっと高校生まで、その情熱をこのオーケストラに注ぐことだろう。あんな綺麗で大きな会場の中演奏し、拍手喝采を浴びる舞台。なかなか味わうことのできない、かけがえのない体験をしていると感じた。

 私には娘が二人いる。上の子は小学生で、習い事はピアノとスイミングをやっている。スイミングは通っている時だけでいいが、ピアノはレッスンの時間以外にも、ほぼ毎日のように練習をしている(それほど長くはないが)。もし「私、東海市子どもオーケストラに入りたい!」と言ったら、それはもちろん入会して、できるだけ協力もしようと思う。しかし、オーケストラもピアノと同じように、レッスンだけでは今回のような演奏会には間に合わない。時期によっては、ほぼ毎日家で多くの時間自主練習をすることになるだろう。すると、ピアノの練習時間や余暇の時間、ひょっとしたら食事の時間さえ圧迫するような生活になってしまうかもしれない。何が言いたいかというと、『時間は有限だから、やりたいことを選ばなければならない』ということだ。そこで、今回のタイトルともつながってくる。正直、ピアノをやることも、オーケストラに所属することもそれぞれが一つの正解である。正解というのは、その先に自分を成長させてくれる可能性があるということだ。しかし、正解だからといって、オーバーワークになってしまい、“二兎追うものは一兎も得ず”状態に陥り、中途半端になったり、そのせいで自己嫌悪になってしまったりすることもある。だからそこのバランスが難しい。

 もうすぐ終わってしまう夏休みだからこそ、このタイミングで自分の「人生との向き合い方」について考えてみてもいいのではないだろうか。何でも“精一杯やる”に越したことはないが、目的が定まっていないのに頑張ることは無理があるだろうし、睡眠や趣味、余暇の時間も生きる上でとても大切なことだ。ただ、“あてもなくダラダラ過ごしている時間”が多いのだとすると、それは自分の人生と真剣に向き合っていないのではないのでは?と一石を投じたい。

 私はお盆休みなど休日も思いっきり楽しむことを心がけて過ごした。やっぱり夏休みはいい。でもそれは「学校がないから」ではなく、「長期の休みだからこそできることをして、パワーアップするから」といった理由でありたい。そんな日々を過ごせたなら、きっと2学期も楽しみになってくるのではないだろうか。いつでも目的・意味をもって、”活動的”にいこう。あなたは手の中にの正解の選択肢をもっている。あなたが一生懸命やったことであればそれは“正解”になる。
 限りある時間、大切にしていこうね!!

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