自分だけの新聞づくり

学校

 小学校だと「国語」や「社会」そして「総合的な学習の時間」の時に、新聞づくりという活動を行うことがある。教師目線に立つと、「新聞作りっていい活動だなぁ」と思うが、あなたはどうだろうか?

 例えば、総合的な学習の時間に、地域の偉人について新聞を書くとしよう。その偉人について授業で学んだことやネットに載っていること読んで知って分かったことや感じたことを書く。3段ほどにそれぞれ小見出しをつけてまとめられた新聞。よし、紙いっぱいに書けたぞ、終了だ。みんなの書いた新聞を廊下に掲示し、そしてそれを見合う。もし自分の書いた新聞が注目されたとしたら、それはとても嬉しいことだ。自分にはそんな力があるのかなと嬉しい気持ちになる。せっかく時間をかけて新聞作りをするのであれば、素敵な新聞づくりを!そう、このタイトルにあるように“自分だけの”新聞作りをしようじゃないか!

 そもそも新聞にまとめるという活動をするということは、『新聞という形に“アウトプットする”ことで学習したことを自分に定着させる』『お互いにまとめた新聞を見合うことで、自分にはない視点やまとめ方を新たに発見し、刺激し合う』などの目的がある。自分のため、そして人のため、そして回りまわってまた自分のため、よい活動の時間にしたいものだ。だからこそ、高い意識で新聞作りに臨んでほしいと思い、2つの提案をしようと思う。

1.何てったって内容で勝負!
 出来上がった新聞には、そのうち評判がつく。「○○君の新聞、良かったよ」「○○さんの新聞、面白かった」そう言われたらめちゃくちゃ嬉しい。そのためには、兎にも角にも“内容で勝負”したいものだ。新聞の書いている中身に新しい発見があり、それが自分(読み手)にとってとても興味深い場合、人は惹きつけられる。ある偉人のことが書いてある本やネット上で見つけたとしても、どの情報が「自分」にとってそしてクラスの「友達」にとって有益であるのか、取捨選択をしなければならない。もちろん、できるだけ多くの情報から選んだ方がいいに決まっている。比較検討ってやつだ。選りすぐりの情報を、読み手のことをとことん意識した書き方で伝える。ネットの文字をそのままコピペするのではなく、「引用する部分」と「自分らしく書く部分」を見極めていこう。
 また、せっかくあなただけの新聞を書くのであれば、あなただけが味わった「物語」をぜひ紙面上で展開してほしい。例えば、偉人と言われる人であれば、その地域に記念館的なものが存在したり、本が出版されていたりすることが多い。そこに足を運んで実物を見たり、書籍を読んだりして自分しか知らないであろう情報をゲットする。「えぇ?面倒くさい…」そう思ったあなた。その考えはナンセンスだ。この活動をつまらなくしているのはあなたのその心(考え方)だ。そりゃ、ネットでパパッと新聞を作るに必要な情報を集めて書くことなど、誰にでもできる。誰にでもできることだからこそ、つまらないのだ。新聞の中にも物語が必要だ。あなたがこの偉人にどのように向き合ったのか、その物語が。苦労したことがその物語により一層の”深み”をもたらすだろう。一度それくらい本気でぶつかった経験をしたら、きっとどちらが楽しくて価値があるのか分かると思う。ぜひ本気の内容で勝負してみてほしい。

2.視覚的に注目させよ!
 これはいわゆる「集客力」の一つと言ってもいいかもしれない。「レタリング」と言って文字の書体を変えたり(中学の美術で詳しくやる)、色を塗ったりすることも注目されるためには大切だ。小見出しの言葉で人を惹きつける技術もあるといい。もちろん真面目ばかりではなく、ユーモアも人として大切な要素だろう。友達にアンケートをとって独自のグラフを作ったりしてもいいかもしれない。「何このグラフ?こいつの本気度やべぇな…」って思ってもらえるかもしれない。クイズをつくって、「答えはこちら」ってめくる所があったら、それはそれで惹きつけられそうだ。

 今回、新聞づくりについて考えてみた。このように細かく分解して考えたら、やることが明確になって、今後行われる新聞づくりが少しワクワクしてくるのではないだろうか。新聞づくりはまさに“総合力”だ。国語力はもちろんのこと、論理的に物事を伝える力やグラフを乗せることで説得力をもつ力、それぞれの教科から学べる知識や技能、コミュニケーションの中からの集客力やユーモア、苦労することや時間をかけることの必要性など。友達の新聞を読んだ時に、その子の人間性が透けて見えるかもしれない。ある意味で新聞は「自己紹介カード」のような存在かもしれない。だったらなおさら、一生懸命自分らしく取り組むといいだろうね♪

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