計画を立てること

生き方

 総合的な学習の時間で“身につけたい力の中には、問題発見力・計画力・問題解決力・表現力・自己評価力・実践力という6つの力があると言われている。問題を見つける力…学校の日常の授業では与えられる課題が多いので、なかなか自ら問題を見つけることは難しいかもしれないが、授業を離れれば実は世の中って問題だらけ。不便や困ることが山のようにある。だからそこに目を向ければ、自分の問題発見力を養っていくことができるだろう。他の力もそう。学校を離れてみると、それを生かす場所が山ほどある。だから、「あなたは今”生きる力”があるの?」という問いというのは、「“学校以外の時間”で自立して生き、成長(アップデート)できているの?」と聞かれているのと同じことだ。つまり、学校での筆記的な学習も大切だが、学校以外の時間こそが、学んだことの本領を発揮する場面であり、それを強烈に意識して日々を過ごしてほしいと伝えたい。

 そんな中、今回は「計画力」について話をしようと思う。

 先日GWがあった。みんなはどんな4連休を過ごしただろうか。部活動、習い事、家族旅行、のんびり家で…いろいろだね。私はその4日間の中でも、2日目の5月4日(日)に家族(4人)で大須(名古屋市)に食べ歩きをしに出掛けた。

 大須での目的は『ランチの時間帯に食べ歩きをしてお腹を満たすこと』だ(流行に乗り遅れないことも少しある)。前日までに行きたい店をリサーチし、11店舗を候補地としてあげた。どれも1~2品ずつしか買わないので、実際には7~8店舗くらい行けたら十分だなと思いつつ、実際に行ってみたら「う~ん…あんまりだなぁ」みたいなこともあるので、少し多めに候補地を決めた。大須商店街はありがたいことに、グルメの食べ歩きマップというのがあり、自分が行きたい候補地が(すっっごく小さい字だけど)載ってある。そのマップをネットから引っ張り出し印刷して、そこに候補地を行く順番に番号をつけて準備をした。この計画・準備…やって本当によかったなぁと実感。その理由を3つ挙げる。

1.主体的でワクワク
 計画を立てたから、どこに何があるのか見通しがもてると、「次は〇〇だぞ」とワクワクしながら行くことができる。地図に振られた①~⑪の番号のところを順に追っていくのは、まさにゲームのような感覚だ。旅行のツアーは完全に受け身であり、それはそれで楽ではあるけど、自分がデザインした日程というのは本当に楽しいものだ。主体的だからね。

2.他に目移りしない
 大須商店街には山ほど飲食店があるが、もう自分が行くところを決めていると、「あれがいいなぁ」という目移りがなくなる。もちろん「よさそうな店があったらそこでも買おうね」という話はしているものの、目的が明確であると、いい意味でそれ以外のものは”景色”のような存在に変わる。今回家族での大須食べ歩きは2回目だったが、地図で現在地を確認できていた私たちは、自信をもって商店街を闊歩していた。

3.無駄な時間ほぼ0
 食べ歩きが終わった時の爽快感。圧倒的に無駄だと思える時間がなかった。お腹の満たされ具合もちょうどピッタリ。地図を有効に活用したことで、「移動するのはこのルートで行こう」とイメージしながら行けたから、その後の午後の時間もゆったり使える運びとなった。うん、充実度100点☆

 私は今回の「大須食べ歩き計画」から、大げさではなく“人生の教訓”を改めて思い知った。『計画することは大切』ということだ。

 今ではひと昔前より、スポーツ選手に限らずアーティストなど多くの“専門家”が、幼少期から夢を追っている傾向がある。つまり英才教育だ。東京大学に入る人たちも小学校入学前から公文に通わせていることや、親が積極的に本の読み聞かせをしていることなどもその例だ。将来の展望が明確だと、計画を立てることができる。計画を立てると、先に挙げたように、自分の選んだことに対して主体的な態度で進んだり、やることが明確であるがゆえに他にことに心奪われなかったり、無駄な時間が大幅に減ったりする。
 もちろん生き方は自由。人それぞれでいいし優劣もない。今回の話が、あなたが充実感をもって日々を過ごすためのヒントなったとしたら嬉しい。

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