ジャンヌ・ダルク

偉人

 最近ハマっている偉人紹介。伝記を読むことの良さは以前ブログで伝えたことがある。一般の人であっても生き方として学べることはたくさんある。今日はフランスの英雄“ジャンヌ・ダルク”から学べることを見つけてみよう。

 ジャンヌ・ダルクは、15世紀のフランスで活躍した少女で、フランスを救った英雄として知られている。彼女は1412年にフランスの小さな村ドンレミで生まれた。当時、フランスはイギリスと戦争をしていて、多くの土地を奪われていた。この戦争は「百年戦争」と呼ばれている。戦争の原因は王位継承問題。日本でも同じ時代の室町時代に「応仁の乱」が継承問題として起こっている。国が違えど、人間の本質は同じなのかもしれない。

 ジャンヌは13歳のとき、「神の声を聞いた」と言い、その声に導かれてフランス王太子(後のシャルル7世)を助ける決意をする。17歳になると、王太子のもとへ向かい、「私に軍を率いさせてください」と頼み込む。いきなりやってきた田舎娘のジャンヌは、最初神からのお告げのことを信じてもらえなかったが、彼女の強い意志と信仰心に心を動かされ、王太子はジャンヌに軍を指揮させることに。

 ジャンヌは兵士たちを勇気づけ、1429年には「オルレアンの戦い」で大きな勝利をおさめた。この勝利はフランスにとってとても重要で、ジャンヌは「オルレアンの乙女」と呼ばれるようになる。その後、フランス国王が代々戴冠式を行っていたランス大聖堂を奪還し、シャルル7世は正式にフランス王となる儀式を行い、ジャンヌの使命は果たされたかのように思えた。

 しかし、1430年にジャンヌは敵に捕らえられ、イギリスに引き渡されてしまう。そして、「魔女だ」とか「神を冒涜した」などの罪を着せられ、1431年、わずか19歳で火あぶりの刑(死刑)にされてその生涯の幕を閉じてしまう。

 しかし、ジャンヌの名誉は後に回復され、1920年にはカトリック教会から聖人として認められる。今でもフランスでは国の英雄として語り継がれ、多くの人々に勇気と希望を与える存在になっている。

 ジャンヌ・ダルクの生涯から、私たちはいくつかの大切なことを学ぶことができる

1. 信念を持ち続けることの大切さ
 ジャンヌは「神の声を聞いた」と信じ、自分の使命を貫いた。周りから信じてもらえなくても、自分の信じる道を進み続けたことで、歴史を動かすほどの大きな力になった。自分の夢や目標を信じて努力し続けることの大切さを私たちに教えてくれている。

2. 勇気を持って行動すること
 当時、戦争に関わるのはほとんどが男性で、17歳の少女が軍を率いるなんて考えられないことだった。それでもジャンヌは恐れずに行動し、兵士たちを鼓舞して戦い続けた。どれだけ困難な状況でも、勇気を持って一歩踏み出すことの大切さを教えてくれている。

3. 仲間を信じ、協力すること
 戦いの相手はイギリス。もちろんジャンヌは一人で戦ったのではなく、仲間とともにフランスを救った。リーダーとして周りを励ますだけでなく、仲間といかに協力するかという視点をもつことで、大きな成果を上げることができた。私たちも、友達や家族、仲間と助け合うことの大切さを学べるといい。

4. 正義と誠実さを貫くこと
 ジャンヌは最後まで正直で、フランスのために戦った。たとえ命を奪われることになったとしても、自分の信じる正義を貫いた。この世の中には困難や不公平なことがあるかもしれないが、自分の心に正直で正しくあることが大切だと教えてくれている。

5. 歴史を学び、未来に生かすこと
 ジャンヌは若くして命を落としたが、彼女の行動は後のフランスの勝利につながった。歴史には、過去の人々の努力や失敗が詰まっている。それらを学ぶことで、私たちはよりよい未来を作るヒントを得ることができる。学校で学んでいる歴史も、テストのための知識としてではなく、”生きる知恵”にしていこう。

 実際にジャンヌ・ダルクは600年ほど前の時代に生きた人だから、どんな人物だったのかというのは詳しく分からない。が、彼女はドンレミというフランスの片田舎で生まれた、ごくありふれた少女だったという。上に載せた“ジャンヌからの5つの学び”は、受け取る人によって個人差はあるにせよ、どれも人として成長するうえで大切なことばかり。ほとんどの人は人生の中で“神の声”を聞くことはない。でも、世の中には神の声を聞かずしても、日々を大切に一生懸命生きることで、自分の生き方に信念をもち、心に正義を宿し、より成長していこうとする人はたくさんいる。まだ“頭に稲妻が落ちるほど”の衝撃を受けるような体験をしていないかもしれないが、とにかく日々正しい選択をすることを心がけ、心を磨いていけばいいのではないだろうか。ジャンヌが信仰心の厚いキリスト教徒だったように、自分の人生・生き方を心から大切にしていれば、奇跡というのは起きるのかもしれないね。

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