みなさん、明けましておめでとうございます。2025年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、今日は「お金」の学びと「勉強」の学びを関連させたお話をしよう。
まず、お金の話から。以前もこのブログでお伝えした話かな。お金について学校で学ぶことはまだあまりされていない。でも、メディアリテラシー(必要な情報を効率的・効果的に探し、活用する能力)という言葉があるように、マネーリテラシー(お金に関する知識やスキル、判断力をもち、賢く管理活用する能力)もこれから当たり前の学習分野になってくるはずだ。小中学生でも普通に読める本が出まくってるから、書店で1冊買ってもいいかもね。
かの有名な偉人アインシュタインを知っているだろう。「相対性理論」という考えを発表した、ドイツ出身、20世紀を代表する科学者。現代物理学の基礎を築いた人物である。アインシュタインはその人生の中で数々の名言を残している。その中に『複利は人類最大の発明だ(複利は宇宙で最も強力な力だ)』という名言がある。複利とは、元本に加えその元本が生み出す利息にも利息がつく仕組みのことだ。簡単に言うと、時間が経つほどお金が加速度的に増える仕組みのこと。これでも分かりにくいから、具体的に例を挙げてみよう。
あなたが銀行に100万円を預金しているとしよう。年利(1年預けておくともらえる利息の割合)が3%だとすると、預けた100万円は翌年3%の利息がつくので、103万円になる。そのお金をそのまま預けておくと、103万円に3%の利息がつくので、その翌年には106万900円になる。さらに翌年には、109万2727円…と言った感じで、雪だるま式に膨れ上がっていくのだ(雪だるまって作る時、小さい雪の玉を転がしていくとどんどん大きくなっていくからその様子を例えた表現だよ)。1970年代から1980年代には、銀行預金の金利が10%以上の時があったらしい。その話を母親から初めて聞いたのは私が小学生高学年のころ。「1億円あったら、1年で1000万円もらえるんだよ。暮らしていけるよね」と。その時はとにかく「すげ~時代があったんだなぁ!」って思っていた。当時には私も説明してくれた母親も“複利”の視点がなかった。その視点があればもっとヤバいことだということに気づけていただろう…。
その金利がずっと同じだったわけではないけど、10年ほど高い金利が“続いていた”というところが大事なのだ。そう、まさに複利!!単年(1年)で見るのではなく、複利で考えてみるといい。言葉の説明だと分かりにくいから表にしてみるね。
| 金利 | 元本 | 1年後 | 2年後 | 3年後 | 4年後 | 5年後 |
| 0.1% | 1,000,000円 (日本の金利) | 1,001,000円 | 1,002,001円 | 1,003,003円 | 1,004,006円 | 1,005,010円 |
| 3% | 1,000,000円 (上記の金利) | 1,030,000円 | 1,060,900円 | 1,092,727円 | 1,125,508円 | 1,159,274円 |
| 10% | 1,000,000円 (好景気の金利) | 110,0000円 | 1,210,000円 | 1,331,000円 | 1,464,100円 | 1,610,510円 |
| 金利 | 元本 | 10年後 | 15年後 | 20年後 | 25年後 | 30年後 |
| 0.1% | 1,000,000円 (現在の金利) | 1,010,045円 | 1,015,105円 | 1,020,191円 | 1,025,302円 | 1,030,439円 |
| 3% | 1,000,000円 (上記の金利) | 1,343,916円 | 1,557,967円 | 1,806,111円 | 2,093,777円 | 2,427,262円 |
| 10% | 1,000,000円 (好景気の金利) | 2,593,742円 | 4,177,248円 | 6,727,499円 | 10,834,705円 | 18,449,402円 |
実際、30年もこの金利レベルの好景気が続くかというと、そんなことはない。ただ、この表を見るだけで、複利のすごさが分かるだろう。ちなみにアメリカは今5%台…日本とエライ違いやなぁ。
今私が読んでいる本「どうしたらお金持ちになれるの?」(橘玲さん著 筑摩書房)は、めちゃくちゃマネーリテラシーいや、ライフリテラシーのレベルアップにつながる本だ。この本の中には、『なんで勉強しなければいけないの?』というコラムが書いてあった。勉強というのはまさに“複利”なのだ。今日の“学び方”や“理解度”が翌日の学習に大きな影響を与える。さっきの表で考えると、今日やった学習が“ある程度”分かったという人は0.1%の金利レベルだ。10年後には元々の力1.01倍成長している。今日やった学習が“ほぼ”分かったという人は、3%の金利レベルだとしようか。10年後には元々の力の1.34倍成長している。今日やった学習が“超スーパー完璧に”分かったという人は、10%の金利レベルだ。10年後には元々の力の2.59倍成長している。クラスの中にめちゃくちゃ賢い子っているだろう。その子は確かにもともとの地頭がイイのかもしれない。でもそれ以上に賢い子が大切にしているのは、“ちゃんと理解しながら先に進む”ということを繰り返し続けていることだ。つまり、勉強ができる子というのは、”複利の力を知り、活用している”ということだ。逆にゾッとするのは、今日やった学習が“あまり分かっていない”という人だ。その人はマイナス成長をしているので、金利がマイナス10%だと考えてみよう。表にするね。
| 金利 | 元本 | 1年後 | 2年後 | 3年後 | 4年後 | 5年後 |
| -10% | 1,000,000円 | 900,000円 | 810,000円 | 729,000円 | 656,100円 | 590,490円 |
| 6年後 | 7年後 | 8年後 | 9年後 | 10年後 | ||
| 531,441円 | 478,297円 | 430,467円 | 387,420円 | 348,678円 |
複利の強力な力は味方につけるといいが、テキトーに過ごしている人にとっては自分に襲いかかる存在になってしまう。あなたが手を抜いてばかりいるなら、10年後自分の力が0.34倍(半分以下)になっているということを肝に銘じなければいけない。今日の自分は次の日の自分に影響を受ける。それは“勉強”にも言えるし、“習慣”にも言える。
今年、レベルアップしたいなぁと思っているのであれば、複利を味方につけよう。つまりそれはコツコツと地道な努力を続けるということなのだ。
A HAPPY NEW YEAR(^^)/



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