学校に行く意味って?

学校

 ホリエモン(堀江貴文さん)が、「自分で学べる子は学校なんて行かなくたっていい」と言う。でも私はそうは思わない。おそらくホリエモンの想定する“自分で学べる子”というのは、ホリエモン自身と同等のレベルを指しているのではないだろうか。私の推測だが、ホリエモンのようなレベルの人って、1000人に1人とか、10000人に1人くらいのような気がする。だから、ごくごく一部の人には成立する話かもしれない。でも、学校っていろいろ学べる場所だし、これからも変化を求めながら、成長する必要がある場所でもある。子どもたちと共に。

 私が思う「学校に行く意味」は大きく4つ。

①知識を学べる場所
 まず、基本的な知識を学べるということだ。さまざまな教科を通して、生活に役立つ知識や考え方を学ぶことができる。国語での文章の読み方や書き方、算数での計算の仕方などは日常生活や将来の仕事でも役に立つことが多い。理科では自然の法則や科学の仕組みを学び、社会では日本や世界の歴史やルールなんかも学ぶことになる。自分一人で興味を深めることも大切だが、一人の人間の視野だと偏りがある。基礎を学ぶ上で学校の役割は大きい。

②人との関わり方を学ぶ場所
 学校は、友達や先生、ペア学年の子など、いろいろな人たちと関わることができる。一人で勉強するだけでなく今はグループ学習で話し合ったり、協力して作り上げるプロジェクト学習をしたりすることもある。こうした経験を通して、人とどうやってうまく関わるか、意見の違いをどうやって解決するかを何度も何度も体験することができる。その過程でコミュニケーション力を高めると同時に、他者の存在がいかに大切であるかも学ぶことができる。

③ルールやマナーを学ぶ場所
 学校は、社会のルールやマナーを学ぶことができる。例えば「時間を守ること」「礼儀正しくすること」「他人を思いやること」など、社会で生きていくために必要なマナーを身につける場所だ。学校には校則が、クラスにはルールがある。これらは社会のルールとつながっている。ルールを守ることで、みんなが安全で気持ちよく過ごせる場所を作り上げていける。過ごしやすい環境は一人一人の努力が必要で、自分が社会の一人であるという自覚も共に育つといいと思う。

④自分を見つける場所
 学校では、さまざまな教科や活動を通じて、自分が何に興味をもっているか、何が得意なのかを見つけることができる。特に好き嫌いが分かれるのは図工や体育だけど、得意でなくても好きな子もいるし、苦手だけど一生懸命頑張ったら自分の成長を感じられて楽しいと思うものもある。自分の中にあるいろいろな能力を、学校では発見することができる。クラブ活動や委員会活動も自分の新たな一面を見つける場所だ。将来どんなことを仕事にしたいか、考えるヒントになる。もちろん、どの活動でも一生懸命ひたむきに頑張る方が、より自分というものを”正確に”見つけられるということだけは言っておこう。

 さて、4つ挙げた学校に行く意味。あなたはいくつ納得することができただろうか。私は小・中学校が好きだった。今思うと、目の前の活動に一生懸命やっていたからだと思う。苦手な図工(絵)や国語(作文)もあったけど、“苦手”というのは“歩みが遅い”だけであって、一生懸命やればゆっくりではあるけど成長することができる。そしてその成長は“友達と比べること”で測るものではない。いつもあなたのことを見ているお家の人なら、きっとあなたの成長を分かってくれているのではないだろうか。そして、「私はこの単元でこれを頑張ったんだ」と言えるのであれば、もうそれ以上に求めることはない。ナイスチャレンジだし、大成長だ。

 考え方が変われば見え方が変わる。みんなにキラキラした顔で登校への一歩を踏み出してほしい。昨日よりも今日。一歩ずつ!

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