中学生になると、小学校の頃の生活と大きく違いがあることから、それを「中一ギャップ」と呼ぶ。何が大きく違うのかというと、勉強の量が増えたり、部活動が始まったり、先生や先輩に対して敬語を使ったり、身なりを今までより整えたり…小学校との違いについていけず、その“ギャップ=差”に苦しむ子もいる。
勉強でいうと、小学校では各教科の単元ごとにテストがあるので、そのテストの範囲は1単元分だ。単元ごとだからテストの回数が多いのも小学校の特徴だ。中学校のテストは、私の地元の地区でいうと1学期に2回(中間テスト&期末テスト)、2学期に2回(中間テスト&期末テスト)、3学期に1回(学年末テスト)だ。1年に5回ある。1学期に2回しかないということは、それに伴ってテストの範囲がかなり膨大。基本的に中間テストは5教科(国社数理英)、期末・学年末テストは9教科(国社数理英+音美体技/家)だから、実技科目はテストでいうと一発勝負ということになる。
中学校のテストが大変なのは、小学校のテストと問題を比べて格段に難しいことだ。中学校はテストの回数が少ないから、1回1回のテストが成績(通知表)に直結する。だからテスト勉強をしっかりしてテストを受けている子がほとんどだが、それでも平均点が60点程度ということがよくある(難易度によってはもっと低いことも)。小学校ではテスト勉強を特別していなくても平均点が60点程度ということはあまりないのではないだろうか。
私は小学6年生の担任をしていた時に、子どもたちに中学校に向けてこんな話をした。「小学校の勉強の量をりんご1つだとしたら、中学校の勉強はりんご3つくらいかな」。すると、子どもたちからは「え~!今の3倍も勉強しないといけないの?」というリアクションが返ってきた。そこで私は子どもたちにこう伝えた。「勉強の量は3倍くらいになるかもしれないけど、今小学校でやっている勉強をしっかり理解することができれば、そのりんごの量が2~2.5こ分になるかもね。逆に、今の勉強をしっかりやっていなかったら、中学校の勉強を理解するのに時間がかかってしまうから、りんごが4つかそれ以上になってしまうかもしれない」と。
中学生になった卒業生たちが、私を訪ねに小学校に遊びに来てくれたことがある。私は必ず「中学校どう?」と聞く。すると、「勉強の量が半端ないです」と。そして「小学校の勉強がいかに簡単だったかようやく分かりました」と付け足す。今、小学校で勉強に苦労している人はいると思う。嫌いな教科・苦手な教科ならなおさらだね。これから勉強をする中で“納得しながら進めること”が最も“近道”なのだと心得よう。ごまかしたり、楽をしようとしたりしても、それは一瞬ハッピーになれるだけで、ほとんどの時間をアンハッピーで過ごすことになる。中学3年生まででいいから。その後の高校や専門学校では、自分の興味のある勉強を専門的に学べばいいのだと思う。もちろん総合的にどの教科も頑張ったら“国公立大学”に進めるかもしれないが、自分の強みを伸ばすことも、これからの学び方にとって大切な視点だ。小学生のあなたは、未来のりんごの数が減るように、頑張っていこう。中学生のあなたは、「中学まではとにかくがんばろ!」という気持ちで前向きに取り組めるといいね。中学校までは(勉強での)好き嫌いをせず、全ての教科で頑張りまくってほしい☆
「そうとは言っても、ぼく/私は頑張っているのに成果が出ないんです…」というあなた!小中学校の勉強は、才能ではなく、自分の努力次第だと思う。私の人生を振り返ってみると、小学校3年生から勉強がちゃんと理解できるようになったのだが、じゃあその3年生で何が変わったかというと、チャレンジ(進研ゼミ)を始めたことかなと思う。結論から言うと、それまでは勉強量が足りなかったのだ。
塾に行くことの良さは“学び方のスペシャリスト”である塾の先生に教わるというだけでなく、“学習時間”を確保することができるのもメリットの一つだ。「学校の宿題だけやっている」というのは、「そりゃあつまらないし成果もでないだろ…」とツッコミが入るぞ。人に自分のやることを決められて、特に目的意識も持たず、どうしたら学習の成果が上がるか考えもしなかったら、そりゃあ勉強なんてできるわけがない。努力してるだなんて思うのは結果が出てからでいいと思うよ。『中学校までの勉強なら努力でいくらでもできるようになる』これをお忘れなく。そして、『自分に自信をつけたければ、自信がつくだけの努力をすればいい』ということも合わせて伝えておくよ。



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