緊張に打ち克つ方法をやってみた

学校

 あなたは大事な場面で緊張するタイプだろうか。それとも堂々として自分の力を発揮できるタイプだろうか。その人が”ある場面”で緊張するかどうかは大きく2つ、「考え方」そして「経験」によるところが大きいのではないだろうか。“一度きりのチャンス”であるのなら、後にも先にも経験することがないのだから、そんな場面ではもう「考え方」に頼るしかなさそうである。

 以前、何かの記事で緊張を克服するためには「今の状況に対して感謝をする」とよいのだと書いてあった。結果を意識すると『失敗』がちらついてしまい、集中することができない。しかし、今の自分に感謝をすることができれば、「やることをやるだけだ」という気持ちになり、目の前のことに集中できるらしい。頭で分かっていても、机上の空論で終わらせてはいけない。検証しなければ!

 少し話が逸れるが、私が今までの人生の中で一番緊張したのはいつだったかなと思い出してみた。すぐに出てきたのは、中学生の頃の生徒会役員選挙での立会演説だ。約900人の生徒の前で体育館のステージの上で演説をした。台本があるので、それを読むだけではあるのだが、その時は「ちゃんと話せるかな」「変な感じにならないかな」と周りの目をやたら気にする“思春期”だったなぁと懐かしく思い出す。自分の番が来るのを待っている時、心臓の鼓動がとても速くて感じたことのない強さだったのを覚えている。実際に自分の番になったら、自分の地声と、マイクによって拡大した声との時差が、なんか自分を冷静にさせ、滞りなく演説を行うことができた。しかし、もしあんな緊張で“体を動かす必要があるようなシーン(例えばスポーツの試合とか)”だったら、全然パフォーマンスができなかったのだろうと思う。こうして今振り返ると、自分がやるべきことに集中できていないメンタルだったので、緊張するのも当たり前だったなと感じる。

 そんな私は学校の先生をしていた時、同じように体育館のステージで子どもたちの前に立って話をする機会が何度かあった。もう大人になっているし、目の前のことに集中すればいいというメンタルはそれなりにできているから、決して浮足立つわけではないのだが、やはりそれなりに緊張はするものだ。ふと私は「今の状況に対して感謝をすると、この緊張はどうなるのかなぁ」と思い、その時の自分の状況に感謝することにしてみた。
 私は先生をしていた時、「生徒指導主任」という仕事を受け持ったことが何度かあった。簡単に言うと、学校内のルールを守るように学校の中で一番高い意識をもっている(時に口うるさく注意する)先生だ。夏休みや冬休み、春休みなどの大型連休の前には終業式や修了式などがあるよね。私が勤めていた学校では、式の最後には決まって「長期休みの生活について」この担当になっている先生から全校のみんなに話をすることになっていた。出番を待っている時に「今、こうして全校の子どもたちに自分が伝えたいことを伝える機会があるなんて、本当にありがたいことだなぁ」とか、「みんな姿勢を正してちゃんと静かにしていて、そんな所で話ができるなんてありがたいなぁ」などと頭の中で考えていた。すると、なんだか本当に嬉しくなってきて、表情がついついニコニコしてしまったのだ。心の中が「ありがたい」で満たされたら、もぅ結果なんて関係なく、「とにかく子どもたちのためにしっかり伝えよう」というメンタルで、目の前のことに集中することができ、全校の子どもたちにしっかり思いを伝えることができた。感謝することが自分の心を落ち着かせ、力を発揮するキッカケになるということが実践できた瞬間だ。

 みんなは緊張する場面を、近々迎えようとしてるかな?もしそうなら、一度「感謝」の気持ちでその緊張を和らげることができるか試してみてはどうだろう。個人差はあると思うので、自分としての向き合い方を見つけられるといいよね。
 海外のスポーツ選手がパフォーマンスを始める前に胸の前で“十字架を切るポーズ”をとるのを目にしたことはないだろうか。あれは神様に祈りを捧げる儀式であり、「見守ってください」「神に感謝します」という思いが入っている。やはり“感謝”は大切なキーワードなのだ。

 最後に。同じ動きをするとそのまま精神を統一して自分のやるべきことに集中することができる、というものがある。「ルーティーン」だ。特別な日だからと言って、朝から特別なことをやる必要はない。いつもの順番で朝の支度をして、いつもと同じような朝ご飯を食べればいい。元プロ野球選手のイチローさんのバッターボックスに入って構えるまでの所作は有名だ。毎日カレーを食べていたことも有名だ。引退した今もカレーは食べているのかなぁ…??

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