学校の成績が伸びないのはなぜ?

学校

 先日、能登半島地震のニュースを見ていると、親元を離れて県内の金沢市への集団避難の映像が流れていた。そこで、中学生が親に「勉強頑張ってくるよ」と言っている様子が映っていた。もちろん、そんな中学生ばかりでもないし、そのような前向きなことを言っている場面を放送しているというのはあるだろうけど、最近の中学生は、とても真面目で素敵な子が多いのだなぁと、その映像を見ながら勝手に想像していた。

 中学生の“悩み”といえばいろいろあるが、「勉強・成績」というのはいつの時代においても中学生の悩みの上位に入るのだろう。それは義務教育の最後が中学校であり、その後の『進路』において、学校の成績や勉強ができている方が、自分の行きたい進学先(高校など)に進める可能性が高まるからだ。では、そんな中学生にとって大切な「学校の成績」「勉強の成果」はどうして伸びないのだろうか。

1.学習の仕方に問題がある!
 勉強と言っても、ただ自分のやりたいようにがむしゃらにやっても、あまり効果が出ないことがある。ちゃんと学習計画(PLAN)を立てて、一度その通り実践(DO)をして、それがどうだったのか自分なりに検証(CHECK)して、直せそうなところがあれば改善(ACTION)する。いわゆる「PDCAサイクル」というやつだ。効率的に行うというのは何も学生時代にやる勉強だけの話ではない。むしろ、これから間違いや失敗をすることなんてどんどん増えてくる。だからこそ、自分に向き合い改善する習慣を今のうちからしっかり身につけておく方がいい。学ぶというのは新しい知識だけではない。自分の行動から学ぶということも大切にしよう。

2.集中できていない!
 いつの時代も中学生や高校生というのは、流行の最先端を進んでいる。今ではスマホの中にたくさんのアプリがあり、SNS系、ゲーム系、動画系と誘惑だらけだ。そこに交友関係も入ってくると本当に集中できない。スマホが自分の時間を奪い尽くす中毒の根源のように思えてくる。もし集中して勉強したいのであれば、一人で静かな方がいいだろう(雑音が入るとマルチタスクとなり、頭の中が何度もスイッチを替えている状態で集中できず効果が半減するという研究もある)。家族でも友人でもいいから「19時から21時までの2時間はスマホをしない」や、「睡眠の質も考えて20時以降はスマホを触らない」宣言するのもいいかもしれない。もう“きまり”として決めておけば、メリハリをもってできる確率はグッと上がる。

3.基本的な理解の不足!
 学習内容を理解していないと、その後に続く学習にも大きな影響を与え、成績が伸びにくくなる。基礎基本が大切なのはどの分野でも同じで、土台がしっかりしていない土地の上にどれだけ立派な建物を作ろうとしても、建てている途中からグラグラしてしまうのは想像できるだろう。だから、納得しながら先に進むことが大切だ。分からないことをそのままにしないというのは、生きる上で大切な力だ。逆に、既習内容と今学んでいる内容とのつながりを感じられると、知的好奇心が沸いてくることも結構ある。

4.助けを求めていない!
 誰一人として、自分の力だけで学習を進めているわけではない。極端な話、東大やハーバード大学に進む人の多くは、特別な学びを進学校と言われる中学校や高校で、そして学習塾で行っている。バリバリ人の力を頼りまくっているのだ。むしろ困った時に人の力を頼らないなんてもったいないし、「人に頼る力」も「助けてもらえる(声をかけてもらえる)力」もとっても大切だ。特にその道の専門家(勉強で言えば塾の先生など)や、自分より成績の高い身近な友達を頼ってみよう。AIよりもピンポイントにあなたの悩みについて答えをくれるはずだ。

 とはいえ、そもそも勉強を何のためにやっているの?というところをまずもっているのがいいのではないかと思う。「僕はどうしても医者になって、世の中の病気で困っている人を救いたいんだ!」という熱い思いがあれば、医学部に入るために猛勉強をする必要がある。「みんなが勉強をやっているから」とか、「いい高校に入るため」ということだけでは、なかなかモチベーションが上がらないのが現状だろう。ただ、大人の意見として聞いてほしいのだが、中学校までの学びというのは、結構社会に出てからも「やっていて良かったな」と思えることが多い。新聞やニュースを見ていても世界史について知らなければ、今戦争になっているパレスチナ問題についてもピンとこないし、理解も浅い。勉強していないと世の中のことを理解するのに、半歩遅れる。NHKの大河ドラマでも、源氏物語を知っていることで、より楽しく感じられるだろうし。

 もう一つ。それは、『学びは一生もの』だということだ。生涯学習、サスティナブルな学習ってやつ。人生を豊かにするために学習しているのだとしたら、今一つ何か単語を覚えたり、理解できたり、考えたりするその一歩が、確実に人生を“ほんの少し”豊かにしているのだと知ってほしい。けっきょく何が苦しいかというと、「人と比べる(比べられる)こと」だ。さっき言った「何かを覚えた」という一歩は、他人とは全く関係ない。絶対的にあなたが成長した証だ。その時点で学んでいる価値が生まれている。学んだらその分全員が幸せになっていっているはずなんだ。努力して成長しているのに、それを実感しないなんて、それこそ不幸だ。人と比べる必要なんて全くない。自分なりに歩みを進めていってほしい。
 『時間は有限』。これは忘れてはいけない真理。だから「のんびりやったらいい」と言っているわけではない。とりあえず、成績が伸びるとか伸びないとか、それほど気にすることはないってことだ。自分の夢に向かって、自己実現に向かって、”考える”という行為だけはやめないでほしい☆

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