長かった夏休みが明け、2学期がスタートした。今の君の気持ちは絶望?それとも希望に満ちている?どれだけ夏休みを充実したものにしていたり、規則正しく生活していたりした人も、いざ久しぶりに学校に行くと、学校にはさまざまなルールがあり、周りの人に歩調を合わせる部分もあるので、夏休みとの違いに多少のストレスを感じるものだ。夏休み明けのこの時期は飛行機でいうところの「着陸」だ。うまく学校生活に着陸するために、最初の1週間はとにかく「馴染むこと」を目標にすればいいのではないだろうか。「あぁそうそう、そうだったなぁ」と思い出しながら過ごす。そして、「健康第一」でいこう。知らぬうちにストレスや体の疲れがある。だから、“よく寝てよく食べる”そんな日々を送ろう。とりあえず初めの1週間はそれでOKってことで。
学期ごとに変わることと言えば、「掃除当番」と「係活動」だ。私の子どもの頃を振り返ると、どちらも“言われたことをやるだけ”だったから、普通にやってはいたが、頭の中は“思考停止状態”だったように思う。“指示されたことをただやる活動”みたいな感じで作業をこなしていた。みんなは今どう?
「今」を生きているみんなはあまり思わないだろうが、学校という場所は、私が通っていた20~30年前に比べて随分子どもたちに選択肢がある場所になっている。とても素晴らしいことだ。生きる上で幸せなことの一つ…それは「選べること」。学校は、先生が1から10まで教えて、児童生徒は言われた通りにするという時代から、個性を大切にして自分で選ぶ時代に移行している最中である。だから、その時代の変化に合わせて「教師の声かけ」も変わっているのだと思う。「あなたならどうする?」「いいじゃん、あなたのアイデアでいこう!」といった具合に。
そう、そんな中での掃除当番や係活動。まず掃除当番から。
掃除当番と言っても、「当番」という名前が付く活動って、基本的にやることが決まっている。“教室のほうき”の当番になろうものなら、それこそほとんど決まっている。私が今の時代に生きているとしたら、掃除の時間(15分間)にやるべき“教室のほうき”の仕事をいかに早く終わらせて、余った時間に何をしようか考えるだろう。「え~。たくさん仕事やることになるから、疲れるじゃん」そんな声が聞こえてきそうだが、基本的に疲れる理由って、私の経験上「たくさん働くから」ではなくて、「つまらないことをやるから」だ。だから、言われたことだけやるなんて、そんな面白くないし疲れることは嫌だ。15分でやることを12分で終わらせるためには、自分だけで悪戦苦闘していてもダメ。机の運び方や協力の仕方など、結構アイデアを出せば改善できることは山のようにある。“協力してやろう”という雰囲気が出れば、一人一人の気分も明るくなる。あなたから発信したことで教室掃除のみんなの意識が変わったら、あなたはもう立派な『掃除大臣』だ。任命しよう☆そして余った3分間をどう使うのか?それは自分で生み出したものなのだから、堂々と素敵な活動を展開すればいい。まさに先に述べた「選べること」になる。自分で選んだ仕事に精を出しつつ、掃除の終わりのチャイムを迎えればよい。せっかくいいことをしているのなら、それを他の掃除場所にも拡散するように、自分たちが工夫してやっている活動を紙に書いてもいい。そうしたら、他の掃除場所も「へぇ~こんなことしているのか」と真似して掃除するだろうし、担任の先生にも褒められること間違いなしだ。
次に係について。今日は具体的な係について考えてみよう。整頓係。もっと詳しくしようか。「ロッカー整頓係」これでどうだ。さて、あなたが教室の後ろのロッカー整頓係になったら何をする?ロッカーの整頓とはいえ、人のロッカーの中を触って整えるのはやりすぎな気がする。教室の後ろの個人ロッカーには“プライバシー”がある。もちろん机の中もそれと同様に。では呼びかけるだけでいいのだろうか?呼びかけるとは言っても、「自分のロッカーをきれいにしてください!」と帰りの会などで言ったとて、それほど効果がないように思うし、毎日言ってもさすがにくどい。声をかけるにしても1週間に1回がせいぜいだろう。私のクラスだった子にはこんな活動をしていた子がいた。「ランキング式にして上位3人に表彰状をつくる」というものだ。なかなか好評で、自分たちできれいにしようという意識が上がっていた。他にも「自分のロッカーを使って“良い例”と“悪い例”をタブレットのカメラで撮り、教室に掲示する」というものだ。視覚的な支援にもなるし、ランドセルの向きを統一したことによって、教室の前からの眺めがとても美しくなったことをよく覚えている。
自分のやった活動が周りを動かしていることに気付いたり、周りから認められ褒められたりすると、「自分は人のためになっているな」という充実感が生まれてくる。それほど大きいことをやろうだなんて思わなくていい。まずは「人のために働きたい」という気持ちをもつところからだ。どんなに小さいことでも続けていると、きっと見てくれている人はいる。何より、そんな誠実な気持ちを「あなた自身」が見ている。「自分は人のためにやっているんだ」と自信をもってほしい。
2学期、よい時間になるといいね♪



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