みんなは孫正義さんを知っているだろうか。携帯電話・電気通信事業会社「ソフトバンク」の会長だ。ソフトバンクというと、スマートフォンの3大キャリア(ドコモ・ソフトバンク・au)の一つで、CMでは、北海道犬や上戸彩さんが出演している「白戸家シリーズ」で有名な会社だ。今日はそんな会社を経営している孫正義さんについて紹介したいと思う。
孫さんは、佐賀県で生まれ、その後家族で福岡県北九州市に引っ越した。小・中学校と勉学に励み、高校は久留米大学附設高等学校に入学している。実業家として有名な堀江貴文さん(ホリエモン)と同じ高校で、かなりの進学校として有名である。高校1年生の時に、司馬遼太郎さんの作品「竜馬がゆく」を読んだことで、自分の人生について深く考え、”海外に出て大きなことをしたい”という志をもつ。(「竜馬がゆく」はとても素晴らしい作品。司馬遼太郎さんの作品では、「太閤記」「関ケ原」「梟の城」もオススメ♪)
孫さんが高校1年生の夏休みに、アメリカの高校に約1か月の短期留学をする。「自分はアメリカで学ぶ」と決意し、1年生の2月に高校を中退してアメリカの高校に編入学する。単身でアメリカの高校に行き、現地の高校で配布された教科書を使い、寝る間も惜しんで猛勉強し、たった3週間で高校の卒業検定試験に合格。そのまま現地の大学に入学することとなった。この時のことはYouTubeでも語っている。たった15~6歳の時に一人でアメリカに行くということに家族中が反対したにも関わらず、”必ずアメリカに行って成功してやる!”という強い意志・覚悟をもって過ごしていたことが伝わる内容なので、ぜひ見てみてほしい。
現地の大学在学中にソフトウェア会社を立ち上げて、大学卒業後日本に帰国。帰国後は「日本ソフトバンク」という会社を設立。(ちなみに、この会社は携帯会社ではない。のちに「ボーダフォン」という会社をソフトバンクが買収し、「ボーダフォン」がその後「ソフトバンク」に名称変更し、今に至る。)
25歳の時、健康診断で「慢性肝炎」で『余命5年』という診断を受ける。その時に、自分の人生について深く考え直し、自分にとって「見栄や地位、お金ではなく、家族や周りの全ての人の笑顔のために働きたい」という思いをもつようになり、それを生きる希望として療養生活を送っていたところ、病気が快復に向かったそうだ。孫さんの祖母がいつも「人様のおかげだ」と言っていたことも、孫さんの考え方に影響を与えている。その後の孫さんの人生については、興味があればネットで調べてほしい。
さて、みんなはこの孫正義さんの生き方を見て、どんなことを思うだろうか。「すごいなぁ!自分も何か熱中することを見つけて行動にうつすぞ!」とか、「絶対に海外に出てやる!」とか、「孫さんは特別だし、自分は平凡に生きたい」など…、さまざまな反応があるだろう。どう思うかは自分で決めたらいいし、孫さんみたいに覚悟をもって行動し続けるなんていうのは、並大抵の人ではできないだろう。まだ若く、これから長い未来が待ち受けているみんなが、自分の人生について考えるきっかけになればいいと思っている。
私は孫さんの生き様を知って、いろいろ思うことがあった。例えば、15歳の時に「竜馬がゆく」を読んだというが、中学校を出たばかりの子がその本を読んでいることに驚いた。(なんせ、450ページ×8巻)の超大作だから)そして、歴史上の人物に自分を投影しながら、熱い気持ちで読んでいたのだろう。「学びたい!吸収したい!」という孫少年の姿が目に浮かんでくるようだ。
また、アメリカに行った時のことも。留学するまでにきっと日本で必死に英語の勉強をしていたのだろう。「自分は一人で誰にも頼ることなくアメリカで生きていく」という“目的意識”があるからこそ、英語の勉強にも身が入るわけだ。勉強をしっかりする人って、理由は違ってもそれぞれに“目的”をもっている。そして、現地アメリカでは、先に書いたように、寝る間を惜しんで猛勉強していた。2年分の学習(しかも英語の教科書)を3週間で終わらせたって、どれだけの思いをもっていたのだろう…。本当にすごい人だ!
でも、きっとこんな孫正義さんのような若者って、今の世の中にも必ずいるからね。大谷翔平選手だって常に目的意識をもって高校生活を送っていたようだし。私の好きなボクシングの井上尚弥選手も、地味な練習でも「ちゃんと“目的”をもっているから、何も苦ではない」らしい。大切なことはあなたが“どこに目を向けているか”だ!



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