働いている私は、ちょうど2日前に年末調整の提出書類を出し終わった。年末調整というのは、「1年間で税金を払いすぎていないか、足りていないかをチェックして、ちょうどにすること」だ。働いている人が会社からお給料をもらうとき、「所得税」という税金が毎月引かれている。しかし、その引かれる金額は「だいたいこれくらいかな?」っという見積もり、つまり“ざっくり”した額であり正確ではないのだ。だから1年の終わりに、「ほんとうはどれくらい払うのが正しいのか?」を正確に計算し直す。それが「年末調整」!
例えば、1年間のあいだに「家族がふえた(赤ちゃんが生まれた)」「保険に入った(けがや病気にそなえて)」「寄付をした」…なんてことがあると、払う税金が少なくてよくなるんだ。
保険って、「もしものときに助けてもらうためのお金のしくみ」でしょ。たとえば「病気やけがをしたときの生命保険」「火事のときの火災保険」「老後のための年金保険」こういう保険に入ると、「これは生きる上で仕方ない支出だよね」ってことで、そこで支払った部分を考えて、国が税金を少し安くしてくれるんだ!ちなみにこれを「保険料控除」っていう。だから、保険に入っている人は、年末調整のときに「保険料の証明書」を会社に出すことになる。多くの人は何かしらの保険に入っているので、たいていの場合払い過ぎた税金が12月か1月の給料にプラスされて戻ってくる。いろいろ出費が重なる年末年始。この年末調整での返金はとてもありがたい。
次に年末調整で私が恩恵を受けている「 住宅ローン減税」について話そう。
簡単に言うと「家を買うときに借りたお金(ローン)を、ちゃんと返していれば、税金が安くなる仕組み」のことだ。家を建てたり買ったりするのって、すっごくお金がかかる。でも、家を持つことはその人にとっても、国にとっても大切なこと。だから国はこう考えたんだ「がんばって家を買う人を応援しよう!」と。そこでつくられたのが、この住宅ローン減税(正式には「住宅借入金等特別控除」)だ。
家を買うとき、多くの人は銀行から住宅ローン(=家を買うためのお金を借りること)を使う。そのローンの残りの金額(残高)の一部をもとに、所得税(しょとくぜい)を減らしてもらえるんだ。
もしその年の12月31日時点で、住宅ローンの残りが3,000万円あったとする。その1%(=30万円)分を、国に払う税金から引いてもらえる(安くなる)んだ!さっきの年末調整でね。
ただ、35年ローンで組んだとしても、35年間ずっとその制度を利用できるわけではないんだ。どれくらいの期間その恩恵を受けられるかというと、たいていは10年〜13年間。毎年税金が安くなる。将来家を買いたいなという人にとって、こんなに長い間助けてもらえる制度はぜひ知っておいて損はないよね。
みんなにわりと関係あるところで言うと、「医療費控除」っていうのがある。
おうちの人が、1年間の間に 自分や家族のために病院・薬・通院などでお金を使ったとき、「ちょっと税金を少なくしてあげるよ」っていう制度だ。どの人に適用されるかというと、税金を払ってる本人、その人と「生計を一にしている」配偶者や親族(おじいちゃん・おばあちゃん・兄弟姉妹など)も対象だ。「生計を一にしている」っていうのは、必ず同じ家に住んでるってことじゃなくて「生活のお金を一緒にしてる」って意味も入るよ。
どれくらいのお金を使ったら使えるのかというと、年間(1月1日〜12月31日)に使った医療費が、次の「基準」以上なら控除できる。
基準①:使った医療費 が 10万円 を超える。
基準②:その人の「総所得金額(収入みたいなもの)」が200万円未満なら、10万円より「その5%」の方が少ないならそっち(例えばその年の所得が100万円だったら、「100万円×5%=5万円」が基準に)。つまり、「医療費が10万円をこえたら使えるよ」だけじゃなくて、「所得が少ない人はもっと少ない金額でも使えるよ」っていうルールもあるんだね。
うちの娘は歯の矯正で多くの出費があったから、この制度を使った。出費の総額からすると多くはないかもしれないけど、本当にありがたいと思った。(ちなみに医療費控除は、年末調整のタイミングというよりは確定申告で控除を受けられるよっ)
領収書を保管したり、必要な提出書類を整えたりすることが面倒かもしれないけど、きっと子どものうちから提出物をきっちり出したり、荷物を整理整頓することができたら、社会に出た時にもいちいちストレスを感じずにさまざまな恩恵を受けられるのかなと思う。お金の勉強って生きる上で本当に大切。だからこそ、今回はこんなテーマを取り上げてみたよ。興味があったら自分で調べてみてね!



コメント