マララ~世界を変えた少女~

生き方

 今、とても素敵な本に出合っている。それは、パキスタン人のマララ・ユスフザイさんについての本だ。彼女は今話題のノーベル賞(特にトランプ大統領が欲しくてたまらない平和賞ね!)を史上最年少で受賞した活動家だ。今日は、そんなマララさんについて紹介したい。

1. たった一人で「おかしい」と言った
 マララさんが子どものころ、地元の町では「タリバン」というイスラム系武装グループが力を持ち始め、「女の子が学校へ行くのは悪いことだ」と決めつけて、女子校を次々と壊していった。そんな中、11歳だったマララさんはこう言った。「女の子にも、学ぶ権利があります」と。まわりの大人たちが怖がって黙っていたとき、彼女は“正しいこと”を堂々と言った。それも、世界に向けて。これがまず、彼女のすごいところだ。

2. 命をねらわれても、信念を曲げなかった
 その後、マララさんはテレビやブログなどで発信を続けた。すると、当然だがタリバンに「黙れ」と警告されることになる。それでもマララさんは、発信することをやめなかった。2012年、15歳のとき。学校からの帰り道、バスの中でタリバンの男に撃たれてしまう。しかも頭を。命の危険にさらされ生死をさまよったが奇跡的に助かり、手術とリハビリを経て、彼女は再びマイクの前に立つことになる。
 「彼らは私を沈黙させようとした。でも、私はより強くなって戻ってきた」

 普通なら二度と関わりたくないと思う出来事だ。でも彼女は、恐怖よりも“信念”を選んだ。これは本当にすごいことだよね。

3. 世界中の女の子の「声」になった
 そして、マララさんの発言は世界中に広がった。多くの国で、いまだに女の子が教育を受けられない現実がある。知っていた?「貧しいから」「女の子だから」「戦争中だから」「宗教から」――そんな理由で。マララさんは、そうした子どもたちの代わりに声を上げた。そして2014年、先に述べたように、史上最年少(17歳)でノーベル平和賞を受賞する。彼女はそのスピーチでこう言った。「一人の子ども、一人の教師、一冊の本、一本のペンで世界を変えられる」と。

 この言葉は、教育の力を信じるすべての人へのメッセージだ。こうして彼女は“有名人”ではなく、“希望の象徴”となったのだ。

4. すごさの本質は「普通の子」だったこと
 マララさんは、特別な才能を持っていたわけではない。クリケットが好きで、家族が大好きで、友達と笑い合う普通の女の子だ。ただ、「おかしい」と思ったことを、ちゃんと「おかしい」と言えた。そして、それが解決するまで言うことをやめない。つまり、マララさんのすごさは「勇気」「言葉の力」にある。彼女は武器を持たず、“言葉”だけで戦い、その言葉が世界を動かした。

5. 今も「終わっていない」
 今、マララさんは大学を卒業し、教育支援の活動を続けている。「マララ基金(Malala Fund)」という団体を作って、世界中の女の子たちが安全に学べるように働きかけている。彼女は有名になっても、奢ることなくその心はいつまでも変わらない。「私は一人じゃない。私の訴えは、教育を受けられない1億3,000万人の女の子たちの声なんです」と語っている。

 「言葉で世界を変える」なんて、ドラマの中の話みたいだけど、マララさんはそれを現実にやってのけた人なのだ。
 ――言葉は武器になる。
 その武器を、どう使うかが大事なのだ。その人間の器と言える。私も教育に関わる人間として、マララさんについてもっと知りたいし、マララさんのように自分の信念をもち続ける人間でありたい。これからも人を大切に、言葉を大切に生きていきたい(いつかマララさんに会ってみたい)。

 さて、あなたの周りには“おかしなこと”がないだろうか。もし仮にあなたが声をあげたとしても、命を狙われることはないだろう。
 正しく堂々と生きようじゃないか。いつでも勇気をもって声を出せるような人生を歩んでいこうじゃないか!あなたはどう考える?

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