今日、教え子の男の子(高校生)と高子屋で5~6年ぶりに出会った。元々高子屋に来る予定ではなかったみたいだが、同じ施設で勉強していたようで、あいさつと近況報告をしに高子屋の部屋まで訪ねてくれた。久しぶりではあるが気さくに話しかけてくれたことや、担任で受けもっていた頃よりも精悍な顔つきになっていたことに、とても嬉しく思った。高校3年生ということで、就職に向けて採用試験の勉強をしているのだという。そこで「地元の魅力とは何か?」という話題になった。私はそれぞれの子が、自分が生まれ育った地域(自治体)のよいところを言える人であってほしい。「いいところがない」というのはただの勉強不足。いいところを見つける!話に上がったのは『愛知県知多市』の魅力だ。その魅力について深堀りしてみよう。
1.立地やアクセスがいい
「名古屋」という中部地方最大の都市に程近く、伊勢湾岸自動車道や知多市の西側を南北に通る産業道路によって他市町・県へのアクセスの良さがある。また、名古屋鉄道の駅が合計7つあり、中部国際空港へも乗り換えなく30分以内・直通で行ける。市内には「あいあいバス」という知多市のマスコットキャラクターの梅子ちゃんが描かれた路線バスが通っており、子どもや高齢者を中心に市民の足としてのサービスが提供されている。人口8万強で、程よく田舎な風景が続き、大きな公園やビーチなどもあって子育てにもよい環境が整っていると言える。
2.岡田の町並み
知多市の岡田地区は、江戸時代から昭和30年代にかけて「知多木綿(ちたもめん)」の一大産地として栄えた歴史ある町並みが魅力。ゆるやかに曲がる細道には黒板塀や土蔵、なまこ壁といった重厚な伝統建築が並び、まるでタイムスリップしたようなノスタルジックな雰囲気が満喫できる。中でも明治35年(1902)に建てられたの「知多岡田簡易郵便局」は、水色の洋館と赤いポストが目を引く現役の郵便局で、国登録有形文化財にも指定されている。また、明治後期~大正期の木綿蔵を再活用した「手織りの里 木綿蔵・ちた」は国登録有形文化財で、糸紡ぎやランチョンマットなどの手織り体験が楽しめる。初心者でも気軽に参加でき、手しごとの楽しさを体感することができる。その他にも明治時代から続く建物をリノベーションした古民家カフェや、知多木綿のショップ、料理旅館で味わう地元の食文化など、五感で岡田の魅力を感じることができる。豊田自動織機の創業者である豊田佐吉は岡田の織物産業からヒントを得たのだという話も聞いたことがある…。
ちなみに、地区内はモデル散策ルートとして整備されており、30~60分コースのボランティアガイドも利用可能だ。ノスタルジックな建築、織物文化、体験、カフェ…といった多彩な魅力が揃う、知多の“歴史と暮らし”を感じる場所である。
3.佐布里(そうり)の梅
知多市佐布里地区は、冬から早春にかけて約6,000本・25品種の梅が咲き誇る「佐布里池梅林」で知られる風情豊かなエリアだ。地域産の「佐布里梅」は、江戸中期に桃の台木に接ぎ木され生み出された独自種で、果肉が厚く梅干し・梅酒向きと評され、2025年には天然記念物に指定された。毎年2月中旬〜3月中旬に開催される「佐布里池梅まつり」は、地元グルメ屋台、新鮮野菜直売、フォトコンテスト、写生大会など催しが充実している。夜には花びらがライトアップされ、日中とは異なる幻想的な雰囲気に。温かい食べ物を片手にほっと一息つける地元で人気の企画である。さらに自転車レンタルで梅林や周辺を爽やかに巡るウォーキング、「フラワーウォーク2025佐布里梅大会」など自然や香りを全身で感じる体験も楽しむことができる。
佐布里池自体は、昭和40年代に知多半島の工業用水供給のため整備されたダム湖。青い水面を背景に咲く淡紅の梅は、まるで絵画のような美しさと言われる。
佐布里は、五感で春の訪れを感じられる、知多随一の梅スポット。地元の人々との交流や自然の美しさを通して、心あたたまるひとときを過ごすことができる。
私は知多市で保育園から中学生まで過ごし、教員生活も8年間していたこともあり、地元の魅力を直に感じる機会を多く得ることができた。地元を“愛する”“誇りに思う”という域に達するには、やはり現地に行き、見て・聞いて・話して・触れて・味わってこそ、尊いものだと感じることができるだろう。「あなたの地元の魅力は何?」と聞かれたら、すぐに答えられなくてもいい。そのかわり、まだ知らぬ魅力ある地元スポットへ足を運んでみてはどうだろうか。
知多市の魅力まだまだこんなもんじゃないよ!とってもいい所だよ♪



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