先生から仕事を奪え!

学校

 学校の先生の仕事と言えば何だろう?「授業をする」「宿題のチェック」「テストの丸つけや成績をつける」「問題が起きた時の対応」「部活動の指導」…。学校でみんなと一緒に過ごす時にやっていることと言えば、ざっくりこんなものだろうか。この中から、あなたが先生から仕事を奪う(または少なくする)ことができることはないだろうか。なぜ、今回このテーマなのかというと、世の中で言われている“働き方改革”の中でも、学校の先生の働き方の改善が遅れているという事実。そして案外、自分たちが本来やるほうが成長するのに、先生が担っていることによって逆に成長を止めているものがあるのではないだろうか?という視点をもとうと提案したいと思ったからだ。それでは、学校の先生の仕事内容の中でも「授業をする」「部活動の指導」について、どのように先生から仕事を奪えるのか、一度検討してみよう。

①「授業をする」について
 先生は授業をするために、その授業の内容を把握し、どのように45分(または50分)の授業を進めたらいいのか計画・準備している。みんなが受ける多くの授業が“ルーティン化”していることに着目しよう。正直、ルーティン化していない授業を先生から奪うのはなかなか大変である。でも、数学や社会、英語などルーティン化されていそうな授業ならば、子どもたちだけでも“先生役”“サポート役”になることができるかもしれない。
 私は小学校の先生をしていた時、算数の授業は完璧にルーティン化していた。
 Ⅰ復習をする
 Ⅱ例題をみんなで解く
 Ⅲ練習問題を個人で解き、できた子からまだできていない子の様子を見て、時にアドバイスをする。
 Ⅳ授業のまとめをする

 だいたいこんな感じだ。クラスの実態にもよるが、正直言って子どもたちだけでもできる。なぜなら、実際に過去の私が受け持ったクラスでは、子どもたちが授業をしていたこともあったからだ。もちろん、事前の打ち合わせをしたり、困っていそうなら私がサポートをしたりしていたが。先生役の子どもたち、そして児童たちはとても意欲的に活動していた。だからぜひ、ルーティン化している授業を“ジャック”してみてくれ!

②「部活動の指導」について
 部活動、特に中学校での話をしよう。もうすでに活動が地域へ移行し、学校内では活動していないという所もあると思うが、特に中学校の部活動こそ先生という存在はただの「管理者」であるべきだと思う。先生が行うことは大会へのエントリー生徒の安全面の管理。短期的に見れば部活動顧問の先生が教えれば強いチームが作られるかもしれないが、その場合に上がるのは、顧問の先生の指導力生徒の技術だ。でもそれよりもっと大切なのは生徒の自ら学ぶ力だろう。私が中学生で部活動をしていたおよそ30年前は、顧問の先生が練習メニューをすべて決めていた。私たちは“自ら考える”ことをやめ、先生の指示に従った。双方向ではなく一方通行のコミュニケーションであったように思う。その弊害として、高校での自由な校風にとまどい、どう練習をしたらいいのか困った記憶がある。考えることをやめると“指示待ち人間”になってしまうからだ。今はネット社会で情報が開けているから、自分たちで“考え、選ぶ”ことが容易い。ゼロからアイデアを生み出すというより、練習の仕方を“組み合わせる”ことを楽しめる。部活動をする日や時間なども考えてもいいかもね。「毎日部活動をしたい!」という人もいるだろうが、たいていの子は「今日も部活かぁ…」とマンネリ化した気持ちで取り組んでいることが多い。だから、「平日は金曜日だけで土曜日は午前中のみ」という頻度でも十分かも。勝つことではなく、“よりよく自治すること”をゴールに設定することこそが今まさに必要なのだろう。

 学校を“学ぶ場”にする。本当のゴールには、児童・生徒、そして先生にとってもWin-Winな関係があるはずだ。そのために、「先生の仕事から何を奪ってやろうか…」という視点で、学校生活を送ってみるのも刺激的で面白そうだ。きっとゴールにたどり着いた時、あなたはとんでもない力を手に入れている…たぶんね☆

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