ミュージカル『バケモノの子』

時事

 今、名古屋で公演されている劇団四季のミュージカル「バケモノの子」を家族で観てきた。原作は、細田守監督による2015年公開の日本のアニメ映画だ。この映画の存在は知っていたが、見たことがなかったので、ミュージカルを観る前に簡単に予習をしておこうと思い、先日DVDを借りて内容を把握しておいた。

 「バケモノの子」にはメッセージ性がある。それは“血のつながりをこえた絆”“成長と自己実現”“心の光と闇”といったところだろうか。アニメからもその描写が伝わってきたのだが、ミュージカルの方がそのメッセージがより伝わってきた。同じ内容のものなのに差があるのは何でだろう…と思いながら観ていた。その理由は“臨場感”の一言に尽きる。音の響きや舞台セット、役者の演技や歌声、場面がめくるめく変化していくさま…。劇団四季のミュージカルを観るのは3度目だったが、今回もそのスケール、素晴らしさに圧倒された。その場でしか味わえない雰囲気から、登場人物の気持ちが伝わってくる。同じ言葉でも、画面からではなく舞台からだと、まるで“魂”がとんでくるようだ。

 特に、今回は小学校2年生になる娘を連れて行くことも大きな目的の一つだった。劇団四季という一流のミュージカルを観ることが、どれほど心を豊かにすることか…と。きっと素敵な経験になったことだろう。席は2階の後ろの一番格安の席だったが、全然遠いと感じることもなく大大大満足だった。前に行った時は、伏見という所に劇場があった時で、その当時のS席(の中でも後ろの方)よりも、今回のC席の方が高低差がある関係で見やすいのではないかと思ってしまうくらいだ。今の名駅南の新しい劇団四季の劇場は超オススメだっ。娘が大満足してくれている様子も嬉しかった。小学校2年生でも楽しめたから、興味があるならぜひ行ってみてほしい(DVDの予習をしてから、というのもオススメだよ)。

 ミュージカルの良さって…?今回行ったC席でも5,000円はするから、決して安くはない(と言っても満足度でいうと安すぎるというのが私の感想だが)。それなりのリターン(見返り)というのを求めるのが人間の性だろう。良さについていくつかの点をまとめてみた(だって本当に一度行ってみてほしいから)。

1.圧倒的表現力
 ミュージカルはセリフだけでなく、音楽や歌を使って感情を伝える。普通の会話だけでは表現しきれない喜びや悲しみ、怒り、希望などがメロディや歌詞を通じて観客の心に深く響き渡る。

2.視覚と聴覚への刺激
 豪華な衣装やセット、ダンスや照明効果といった視覚的な魅力と、計算し尽された音響設備による聴覚的魅力が組み合わさる。その場でしか体験できないエネルギーが感じられる。

3.異世界への導き
 ミュージカルは、観客を物語の中に引き込む力がある。実物がそこにあるからこそ、物語の世界の中に入ってしまう感覚が味わえる。

4.鼓舞してくれる力
 ミュージカルの多くは「夢」「希望」「挑戦」といった普遍的なテーマを扱っている。だから、観客自身の経験や感情が重なりやすく、大きな励まし勇気をもらうことができる。

 今回のミュージカルを経て、より今後の劇団四季のミュージカルに興味が沸いた我が家。来年の名古屋公演は何だ?と確認したら「ゴースト&レディ」。なんだそりゃ??「う~ん、来年はちょっと微妙かもね」と言いつつ今回もらった来年の公演案内を見た。舞台は19世紀のイギリス。登場人物はあの有名な「ナイチンゲール」。おいおい、最近伝記にハマっている流れがあり、且つナイチンゲールも読んだから、俄然興味が沸いてきたぞ!これは絶対見に行かなくては!!
 何でも興味もつって大切だなって思う。いろいろなことを知っていると、新たな興味を見つけやすいんだなって思う。「これって将来必要なの?」なんて冷めた考えをしていると、自分の将来がもったいなくなってしまう。豊かじゃなくなってしまう。これから出会うものをナイスキャッチできるように、とにかく日々ガムシャラに学び続けよう。「知っていること」と「目の前にあること」がつながると、人生どんどん楽しくなってくるから。
 ミュージカル、マジ最高!来年も絶対行ってやるぜ♬

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