ミクロな人間、マクロな人間

生き方

 「重箱の隅をつつく」…物事の取るに足らない部分にばかり注目して難癖(文句)をつけること、をいう。昔から「嫁姑問題」なんていう言葉があるように、細かい事を言ってくる人なんてのは、世の中にとても多い。否定的というか、排他的というか。

 例えば、休日のこと。その年によって、祝日が土曜日になることってあるよね。「国民の祝日に関する法律」により、その場合振替休日で月曜日が休みにならない。だから損をした気持ちになる。ゴールデンウィークでもそうだ。2025年は、5月3日の憲法記念日が土曜日、5月4日のみどりの日が日曜日、5月5日のこどもの日が月曜日で、翌5月6日が振替休日となる。暦としては微妙だ。4連休にしかならないからだ。これについて「2025年の暦マジ最悪だわーっ!」とガチで嘆く人もいる。今年は運がないと。もちろん、できるだけ休みが多かったり、連休が長かったりするに越したことはない。でも、もともと週休二日制で7日のうち2日は休みなのが確定しており、且つプラスで休みがもらえるシステム。減点思考では“損”なのかもしれないが、加点思考では“得”な気がする。

 友達関係で話をしよう。そもそも人の嫌なところが目についてしまう人は、その人をどんどん減点してしまう。そして、「あの子のせいで自分が嫌な思いをしている」という思考に陥りがちだ。いいところには目が向かないから、自分の力だけでは相手との関係は修復不可能だ。逆に、いいところを見つけようとする人は、その人をどんどん加点する。だから、「あの子はとても面白いなぁ」とワクワクして、今以上に関わろうと思えてくる。周りには自分にとってプラスになる人ばかりがいる状態だから、毎日がとても楽しい。ミクロ(細かいところを文句言う)な人は、マクロ(全体を見ている)な人が心にもっている”本質”的な部分を知る必要があろう。

マクロな人間の思考①「人間とはそういうものだと知っている」
 人は未熟だ。大人であっても。ましてや子どもであるならば心の成長の途中なのだ。だから、できていないところがたくさんある。あなたも私もあの子も誰も。だから、自分なりに心を磨いていくべきだし、自分では気づけないことは、周りがちゃんと指摘してあげればいい。できないことがあることを”悪”だと思っていないから、そんなことでいちいちショックを受けない。ミクロな人間の一番質(タチ)の悪いのは、文句だけを別の人に言ったり自分の中で不満を募らせたりして、直してほしい相手には直接言わないことだ。

マクロな人間の思考②「人の存在そのものを大切にしている」
 誰しも一人では生きていけない。周りにいる人たちは大切な仲間だ。あなたが親切にすれば、ほとんどの人は親切にしてくれる。マクロな人間はそれをよく分かっている。人を大切にすることが幸せにつながることをたくさん経験している。そして、人を大切にせず自分勝手にしていると損をすることを知り、その経験から学んでいる。ミクロな人間のように視野が狭く目の前のことのみ考えていたら、自分が一番!我こそが先に!と争い合ってばかりの息苦しい環境になる。そんなみんなが否定的で排他的で利己的な世の中なんて嫌だ。

 活動的な人って魅力的じゃない?自分が思いつかないことをやったり、人のために献身的な行動をしたりする人って単純にすごいなぁって思う。誰かがいい行動をすることで、世の中って良くなっていくんだし。全体を見渡さずその人と自分だけしか見ていなかったら、時に比較して「自分はダメだ」って落ち込む人もいるかもしれないけど、それは視野が狭いミクロな視点だ。よいことはよいんだ“みんな世の中をよくするための仲間なんだ”。否定的にならずに、建設的な会話をしていこう。共に社会を作り上げるのだという意識をもっていこう。

 ちょうど1週間前の先週の土曜日。高校時代の同窓会があった。出席した50人くらいの中の半分以上とは、高校生以来の再会だったから20年以上ぶりになる。高校時代に話したこともなくて、その時に初めて喋った人が何人もいたけど、みんないい感じの大人になっていた。それぞれの道で世の中に貢献しているように思えた。みんなの目が優しくキラキラしていた。なんでかって?きっと、人って未熟で、これからも成長する必要があることを知っているからだ。その歩みを止めず、自分のペースでしっかり前に進もうとしているからだ。そして、人が大切だということを分かっているからだ。
 君のその心、ミクロでいく?それともマクロでいく?

※今回、「ミクロ」を狭い視野、細かすぎる視点、否定的な態度。そして「マクロ」をその逆と定義して話を進めています。もちろん、本来そういう意味ばかりではありませんので。

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