アップデートしない人、終わってる説

学校

 はい、説立証!…。
 いやいやこれでは、今回のブログが1行で終わってしまうので、詳しくいくよ。

 多くの小中学校では、掃除の時間があると思う。掃除はマンネリ化してしまい、たった15分間であっても、人によってはちゃんと掃除ができない。私に言わせてみれば、終わっている人だ。そうじは、そもそも自分がやっただけその成果が得られるので、一生懸命やればそれなりに達成感が返ってくる。冬の寒い時の水拭きは正直大変ではあるが、例えばゴム手袋を使ってやるなど対応できることもあるだろう。

 私が小学校5年生の担任をしていた頃、自分で掃除道具を発明していた子がいた。厳密に言うと発明ではないのかもしれないが、どこかから情報を仕入れて、「窓のサン(レールの溝)の奥に雑巾が上手く入らないから汚れを取りきれない」という問題に向き合い、わりばしと「激落ちくん」というスポンジを輪ゴムでくっつけた道具を作っていた。その子は、自分で作った道具で掃除をできるものだから、俄然やる気を出し、さらにその道具の問題点を見つけ出しては道具の改良を続け、楽しむように掃除をしていた。本当に見ていて“あっぱれ”な子だったなぁと振り返る。

 勉強でもそうだ。見ていると、勉強ができる子って、言われたこと以上のやり方を見つけている。例えば、自主学習ノート。ないというクラスもあるかもしれないが、学校の課題(宿題)など、全員にフィットするはずがない。十分だという人もいれば、足りないという人もいる。大切なのは“現状といかに向き合うか”だ。さっきの掃除と同じである。あなたが算数のテストで60点しか取れなかったのであれば、それは「今の勉強スタイルではダメですよーっ」と教えてくれているのだ。なのに、何もスタイルを変えないというのは、はっきり言ってナンセンス。生き方としてダサい。大袈裟に言っているように聞こえるかもしれないけど、これはれっきとした“生き方”だ。勉強できる子って、元々能力が高いってのもあるかもしれないけど、一番は“対応力”“自己調整力”があるからだ。自分なりにアップデートしてるんだ。”何かしら”で。与えられた宿題や漢字ドリル、計算ドリルなどを言われた通りやってもよい結果が得られないのであれば、新しいことを始めなきゃね。

 これは仕事でも言えることなんだ。学校の先生をしていた時によく思ったことがある。仕事ができない先生は「去年と同じ」という方法をとる。例えば、国語の授業を組み立てる(計画するということね)。今までやったことのある学年であれば、どのように授業を進めるかだいたいイメージができる。初めてだとそれなりに準備に時間がかかる。初めての5年生の担任で、国語のある物語文の単元を、まとめて2時間かけて準備/計画をしたとしよう。次、同じ学年をやる時に「今までと全く同じ」やり方だとすると、準備/計画に要する時間は0分になる。働き方改革としてそんな意識も必要かもしれないが、その先生はそもそも前回の時に「反省点がなかった」ということになって、授業が全く改善されていないことになる。授業が分かりにくい先生、面白くない先生っていたでしょ?学校の先生って、授業が主な仕事内容なんだから、それって「仕事ができない」っていうレッテルを貼られても仕方ないよね。

 みんなPDCAサイクルという言葉を聞いたことがあるかい?このブログでも紹介したことがある。PLAN(計画)・DO(実行)・CHECK(評価)・ACTION(改善)の頭文字をとった言葉。それを何度も繰り返す(サイクルする)ということが大切だという考え方だ。勉強の世界では、「けテぶれ」という学習方法がある。「計画」「テスト」「分析」「練習」をするという効率的な学び方だ。例えば漢字の勉強をするとして、馬鹿の一つ覚えのように、指定された書き方をしてもモチベーションは一向に上がらないということが多い。「計画」を「テスト形式で漢字の問題をやり、間違えた問題は言葉の意味を辞書で調べる」とする。そして実際に漢字ドリルなどの問題になっているページを「テスト」形式でやり、自分で答え合わせをする。「分析」では「こんなにも間違えてしまった理由は、そもそも熟語の意味を理解していなかったからだと思う。あと、新しく習った感じを日常的に使っていないからだと思う」といった具合だ。その「分析」と元々「計画」していたことをふまえ、「練習」では、「辞書で意味を調べたり、辞書にある例文を書いたりする」といった感じだ。「けテぶれ」は本当にさまざまな教科で使える学習方法で、とても効率よくそして自由度も高くて“自分らしく”学ぶことができる。オススメだ。

 結局、なにをするにせよ『思考』が伴っていないといけない。考えるんだ!何も考えずに「面白くない」「つまらない」「めんどくさい」はバカの戯言だ。しょうもないマイナス言葉をいちいち振り撒くな。思考したらもっと楽しいに決まっている。自分の人生くらい“言われた通り”ばかりでなく、自分なりの色を混ぜてアレンジせよ!

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