日本もアメリカも…

時事

 10月27日の衆議院議員総選挙で日本の政治に変化があった。与党(政治を中心に執り行う党)の自民党や公明党が議席数を大幅に減らし、逆に野党(与党以外の外野の党)の立憲民主党や国民民主党が議席数を増やした。これまでは自民党や公明党が思うように進められた政治も、野党の協力なしには実現できなくなり、逆に、協力をしてもらうためにも野党の意見も大幅に取り入れる必要が出てきそうだ。最近、国民民主党の党首の玉木雄一郎さんのメディア露出がとても多くなった。今、日本の政治のキーマンになっているからだ。私は一国民としてこの状況をとても嬉しく思っている。いろいろな政策が議論で検討し合い、よりよいものに磨かれる可能性があるのだから。これまでは、与党の提案がすんなり通ってしまう国会運営だったが、これからは各党が切磋琢磨しなければならないという雰囲気が出てきた。

 私はもう一つ嬉しいような悔しいような気持ちでいる。それは、私の友達に以前から「国民民主党はいいよ」と言われてことによる。その友達は「国民民主党は、自分たちの利益を考えるのではなく、本当に国民のために政策を考えようとしている党だ」と教えてくれていた。だから、今回の選挙はその友達の言葉を借りるのであれば、「国のために本気なのだから、国民に支持され、議席数を増やせたのは当然の結果」と言える。信用している友達が言ったことが的中したことや、そのおかげで国民民主党の躍進が予想できたことが嬉しかった。逆に悔しかったのは、新聞を読んでいるにもかかわらず、自分の力だけではそんな政治情勢を読めなかったことだ。それは”確かな情報”を得るためのメディアリテラシーがまだまだ足りないということを意味する。

 アメリカに目を向けてみよう。アメリカと言えば、政治・経済で世界の中心の国だ。そのアメリカで大統領選挙が行われ、共和党のドナルド・トランプ氏が民主党のカマラ・ハリス氏を破った。トランプ氏は2期目の大統領となる。アメリカの選挙の様子(特にお互いの主張)は、日本とはずいぶん雰囲気が異なる印象だった。とにかくヘイトスピーチ(相手への批判・悪口)の割合が多い。両者の攻防を見ていて、「人間的に優れている人だなぁ」という印象は全くもてなかった。アメリカと日本では、政治家に求める資質はずいぶん違うのだろう。今回トランプ氏が大統領になるということで、世界におけるアメリカの立場、そして日本とアメリカの関係も今までの民主党(バイデン氏)政権時とは大きく異なるはずだ。注視しなくてはいけない。

 この2つの選挙。どちらも本質的には同じだということを感じた。日本もアメリカも、「これまでの政治に国民の多くが不満をもっていたこと」「敗者(日本では自民党、アメリカでは民主党)がその責任をとったこと」だ。日本では「政治と金」の問題が取り上げられていた。新聞やニュースをあまり見ない人も「裏金問題」という言葉は何度か耳にしたのではないだろうか。自民党の議席が大幅に減ったのはその責任をとった形と言えよう。アメリカの大統領選挙では、トランプ氏の主張は無茶苦茶なところもある。「ロシアとウクライナの戦争は1日で終わらせる」とか、「移民がペットを食べている」とか、「中国への関税を大幅に上げる」など、さかのぼればキリがないくらいのことを言っている。そして、アメリカ至上主義を掲げているので、とにかくアメリカに利益が得られるようにと考えており、世界のことなど二の次(優先していない)な様子。それでも選ばれたのには理由がある。それは「民主党政権に不満があったこと」そして「そんな民主党の副大統領がハリス氏だったこと」だろう。ハリス氏は4年間民主党政権でバイデン大統領のすぐ下で支えてきた。その立場だからこそ、今のアメリカにおける不満の矛先になったのである。世界中の多くの人が「トランプ氏のような人がアメリカのリーダーになるのかよ…」と思っているかもしれないが、ハリス氏は今のアメリカの現状(インフレ状態やイスラエルの戦争を止められないこと等々)の責任をとらなければいけない現政権の中心人物だ。民主党から新しいリーダーが生まれてきていたのなら選挙の行方も面白くなっていたのかもしれないが、組織の循環ができていなかったと言わざるをえない。

 日本でもアメリカでも同じ。一市民でも国家元首でも同じ。今の自分の行動が未来の自分を決めるし、自分のことは自分で責任を取るしかない。あなたにとっても同じだ。級長(学級委員)や生徒会で全然働かなかったら、次にその人が選ばれる可能性は低くなる。でも、そんな実力主義の社会の方がいいよね。現状を変えられないリーダーほど困る存在はいないから。

 今日は政治についてたくさん書いたが、きっとあなたと同じ世代(小学校高学年~中学生)の人でも、これくらいの知識がある子なんていっぱいいるよ。みんな世の中の情報足りてるかい?ニュースや新聞(1面だけでも)を見るのって、1人の人間としてわりと当たり前な気もする。というか、世の中の状況をキャッチしているからこそ、今勉強をする意味がもてるんじゃないだろうか。あてもなくさまよいながら勉強するのって変じゃない?モチベーション続かないでしょ。だったら、世の中のことも同時に勉強していかなきゃ。今日はそんなこんな話♪

コメント

  1. レイナ より:

    いつも記事の投稿を楽しみにしています。

タイトルとURLをコピーしました