みんな日々の生活って、やることが多くて大変じゃないかい?中学生なら、部活動をやって学校から帰ると18時くらいになって、夕飯を一気に食べたら学習塾に行き、家に帰ったら21時過ぎ。風呂に入って宿題や明日の準備をしたらもう23時だ。平日なんて余暇(自由に使える時間)があったものではない。部活や塾は毎日あるわけでもないかもしれないが、私もそんな慌ただしい中学校生活を送っていたことを思い出す。本当は余裕をもって過ごしたいものだが。余裕をもつためには効率よくタスクをこなすこともそうだし、“やらなくていいことを捨てる”ことも大切だ。
私は今毎日5時に起きているが、自分が7時間以下の睡眠時間だと眠気を感じてしまうので、毎日22時までには寝るようにしている。どうしてもやらないといけないことは、通勤の往復時間や仕事(10~11時間程度)、食事、家族の団らん、多少の家事など。君たちとはちがう生活のスタイルだが、毎日このスケジュールに追われて生活している。今と中学生の頃を比べると、圧倒的に少なくなった時間がある。それは「テレビを見る時間」だ。私が中学生だった頃は今から25年ほど前で、今のようにタブレットやスマホで動画を見る文化はなかった。テレビはみんなが見る共通のメディア媒体で、特に歌番組は週に3つくらいは見ていた。それ以外にもドラマやバラエティ番組を見ては、翌日友達と会話を弾ませたものだ。今でもテレビを見ることは好きなのだが、テレビそして動画(YouTubeなど)を見ていたら、自分の睡眠時間や家族と過ごす時間を削ってしまうことになるので、それはできず捨てている。優先順位をもって“やらなくていいことを捨てる”というライフスタイルを今から意識して過ごすことも必要だ。
私が教員をしていた頃に学校行事で「学校保健委員会」というイベントがあった。健康について外部の講師の方や学校医の方のお話を聞かせてもらう機会だ。どこの学校でも年に1~2回あるのではないだろうか。そこでこんなデータを目にした。これはその時勤めていた小学校の4~6年生に聞いたアンケートの結果だ。
| 質問 | 土曜日 | 日曜日 |
| あなたは土日、どれくらいテレビや電子機器(スマホやゲーム)を見ていますか。 | 約5時間 | 約5時間 |
あなたはこのデータを見て、どんな感想をもつだろうか。多い?少ない?まぁそんなものだろう?
私はこのデータを見た時にとてもビックリした。子どもなので9時間程度睡眠時間があるとして、残りの15時間のうち5時間もテレビやゲーム、スマホなどを見て過ごしている。そしてそれは子どもたちが“放置されている”という現状を浮き彫りにするものだ。正直このデータは家庭の問題だと思う。私の家も小学生の娘がいる。タブレットは使えた方がいいという思いから自分で触れるようにしている。しかし、ルールがある。「毎日1時間以内であること」「リビングでのみ使用可であること」だ。子どもたち(というより大人もだが)は、まだまだ自分で自分を律することができない場合が多い。そして、動画やゲームなどには中毒性がある。いつまでも見続けてしまったり、脳を興奮させて就寝前まで見ていると寝つきが悪くなったりすることが科学的に証明されている。
私はもう一つ思ったことがある。「毎日5時間も見ていたら、そのうちのほとんどは自分にとってあまり意味のない時間だとすると…ちゃんと節度をもって目的をもって利用できていた場合、4~5時間(土日合わせると10時間ちかく)のアドバンテージが生まれるじゃん!」と。タブレットやスマホを生み出したアメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーで働く人たちは、自分の子どもにある程度の年齢までそれら(スマホ・タブレット)を一切与えないらしい。なぜかって?そりゃ子どもたちにとって“害の要素の方が大きい”ことを知っているからである。“個人の自由・やりたいことをやる”という言葉を勘違いしている風潮のある今の世の中。まずは自分の生活の中で“なくてはならないもの”をスケジュールに当てはめよう。そして、次に“あった方がいいもの”を入れよう。そうすると、その時点でもうほとんどの人は24時間に近くなっていることだろう。もしまだ余裕があるのなら、また更に優先順位を考えて自分の人生を豊かにする何かを組み込んでみてもいいだろうね♪



コメント