運動会を通して

学校

 気温がどんどん上がり、30度以上の真夏日が増えている今の時期。運動会と言えば10月10日「体育の日」の祝日におこなっていたのも昔の話。台風が気になる秋を避け、5月~梅雨入り前に行う学校も多い。熱中症も心配なので、一昔前のように1日中ではなく午前中で終わるプログラムになって、午前中で終わるのであれば給食のある平日開催でいいという流れがむしろ主流だろうか。

 あなたの学校の今年度の運動会はもう終わった?それともこれから?

 今回私は、運動会について、「このように向き合ったらいいのではないか?」ということを提案したい。

 そもそも小学校の運動会では、今でもほとんどの学校が赤白2色(場合によってはそれ以上)に分かれて、勝ち負けを競っている。中学校の場合だと3学年をクラスの縦割りにして、そのクラス数の色に分かれて戦っていたり、縦割りにせず学年ごとにクラス対抗にしていたりする。今回は小学校の話。

 小学校では、例えば赤白で分かれた場合、学校の規模にもよるのだが、一人の力が勝ち負けに大きな影響をもたらすわけではない。あなたが徒競走で1位、学年種目でも1位、全校種目も勝ったとしても、運動会全体として自分の色が負けてしまうことはある。自分が出場していない種目はどうすることもできない(応援するくらいしか)。つまり、『運動会の勝ち負け』は、正直“どうしようもないもの”で、“くじ引きの結果”のようなものとも言える。だから結果にそれほど一喜一憂する必要もない。ただ、全体として何も目指すものがないよりは、勝ち負けがあった方が“多少スリルがあって楽しめるよね”ってくらいのものだ。

 あなたの学校の徒競走の走順はどのような決め方をしている?背の順だろうか。それともくじ引きだろうか。これも、相手が毎年変わる中で、1位だったらいいとか、2位以下はダメとか、そういう判断をする必要はないことが分かる。

 確かに世の中にも“勝ち負け”がある。だから、「負けてもいいや」という考えはあまりオススメしないのだが、『“勝ち負けを決める”ということを通して、“自分の力をより高める”』ということが、運動会の意義だと思う。運動会だけではないね。勝ち負けのあるすべてのものの本質的な部分だね。

 では運動会では、何にどう向き合ったらいいのだろうか

1.当番活動
 小学校高学年からは、委員会活動が始まる。運動会では児童会や生徒会の役割、着順誘導、放送関係、器具の出し入れなどの仕事がある。決められた仕事に取り組むと同時に、“去年よりもレベルアップ”を狙えるといいよね。例えば「去年よりみんなのために働こう…」とか☆

2.応援・チームワーク

 もともと「応援合戦」をプログラムに入れている学校も多い。応援すると一体感が生まれるし、逆に自分が競技をしている時にもらう声援はとても嬉しいものだ。味方が勝ち、一緒に応援している友達と顔を見合わせて喜びを分かち合うのも楽しいひとときだ。

3. 計画・作戦・遂行

 クラス対抗の競技の作戦を考えたり、話し合って意見をぶつけ合ったりするのも“行事ならでは”のイベントだ。そして本番にその作戦が見事にハマって、練習の時よりもよい結果が出るととても嬉しい。勝ち負け以上に“成長を実感できる”時間だと思う。

 以上のように、運動会は勝ち負けがそれほど大きな要素ではなく、めちゃくちゃ“楽しめるイベント”だということ。私もかつて教師をしていた頃、運動会では負けてしまったはずなのに子どもたちから「めちゃ楽しかった」と心からの笑顔を見せてもらった時、「これ以上に大切なものなんてないな」と嬉しい気持ちになったことを覚えている。これは、”運動会”に限ったことではない。”行事”に限ったことでもない。何事でもあなたが“過去の自分よりレベルアップする機会”にすればいいのだ。目先のゴール(勝ち負け)に心を奪われるのではなく、本当に大切なものをゲットしよう。
 学び、考え、行動する。そのくり返しだね♪

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