圧倒的偉人 孫正義さん

偉人

 みんなは「孫正義」という人物の名前を聞いて、どこまでその中身を知っているだろうか。私も最近まではあまり多くのことを知らなかった。堀江貴文さんが「ソフトバンクは投資会社だ」と少し批判的な表現をYouTubeでしているのを聞いて、「お金を上手く使って会社や資産を増やしている人なのかな」程度にしか思っていなかった。ちなみに私はホリエモン(堀江さん)の歯に衣着せぬ物言いがとても好きなので、チャンネル登録しているほどであるが、イマイチその人物評が信用ならなくて自分で「孫正義」その人となりを知るために伝記を読むことにした。最近『志高く 孫正義正伝 決定版』(井上篤夫著 実業之日本社文庫)という本が出たので、ちょうど600ページの大作ではあったが読んでみた。読んでみると本当に面白い面白すぎる。家族に「ご飯食べてる時くらい本置きなよ」って言われるくらい、時間があればその隙間に読むってくらいに読み進めていった。

 孫さんのすごいところはたくさんあるけれど、その中でも3つ挙げたい。

 1つ目は、圧倒的熱量だ。日本の高校(と言っても九州の超進学校)を中退して、アメリカの高校2年生(日本の高校1年生に相当)に編入することになった。学校が始まるや否や、すぐにその学年の学習を終わらせて、学校長に対して「早く次の学年の教科書をほしい」と要求し、結果日本でいうところの「大検」に合格。たった3週間で高校を退学し、現地の大学に進学するという勢い。もう寝る時間もできる限り短くし、食事やトイレの時間以外は全て勉強していたそうだ。飛び級制度を利用して圧倒的スピードで進んでいったその姿も素敵だと思うのだが、その大検(米国高校卒業検定試験)に合格した時のエピソードが本当に素敵なんだ。その試験は年に1回しかないから、そのタイミングを逃してしまうと、それまで急いできた歩みを止めてしまうことになる。それだけは絶対に嫌だということで、試験に臨むのだが、大検というのは本当に難しい試験である。ましてや全て英語で書かれている問題。当時まだアメリカに長くいたわけではない孫青年にとって、問題を理解し時間内に解くことはほぼ不可能に近かった。孫さんは前もってお願いして辞書の使用を許可してもらうことになる。しかし、辞書を使って問題が分かったとしても試験は時間が決められている。その制限時間すらも無しにしてほしいとお願いし、結局許してもらえて見事合格を手に入れたようだ。その交渉で州知事にまで電話交渉したとか…。結局試験は朝から深夜まで、3日間の試験期間のうち夜の12時を越えた日もあったらしい。その熱量たるや本当に素晴らしい。私の大好きなエピソードだ。現地の大学に進学した2年後、孫さんは見事かの有名なカリフォルニア大学バークレー校3年生に見事編入合格。大学の講義ではいつも一番前の席で教授の話をキラキラした目で見て聞いていたらしい。もうエネルギーが常に爆発している感じだね。

 他にも情熱的なエピソードがある。孫さんは日頃はとても穏やかで物腰も柔らかくニコニコとした表情をしているらしい。そんな孫さんだが、やはり仕事に対してはプロ中のプロで、自社のブロードバンド「Yahoo!BB」を広めるためにNTTとさまざまな衝突を繰り返す。NTTに恣意的な妨害をされた時は、総務省に「あれはどういうことなんじゃーっ!!」と怒りまくっていたらしい。不公平が大っ嫌い。本を読んでいると、自社の利益のことだけを考えている相手会社の態度に対して、真っ向から勝負する姿が印象的だ。「日本の未来を考えた時に、その選択はおかしいだろ!」という思いがあるのである。「もっと広い視野で日本の将来のことを考えるべき時に、保身に走ってお客様や日本全体を損させてどうするんだ!」と。しかし、孫さんも独占契約を結ぶように要求することもある。でもそれは「自分たちならいち早く世の中に広げてみせます」という、あくまで孫さんが描いているビジョンの中で、どうすれば日本(世界)がより良くなるかという哲学のもと行動されているのだということがよく分かる。今でこそスマホ3大キャリアの一角として存在している孫さんの会社ソフトバンクだが、孫さんが起業した1970年代なんか、NTTは元々「日本電信電話公社」という国営企業で1985年の民営化後も圧倒的な力をもち続けていた。そんな大きな・圧倒的な壁を目の前にしても、自分の信念とビジョンを貫き通すことのみを考え、行動していった孫さんは本当に素晴らしい。

 孫さんの素敵なところは3つと言っておきながら、ついつい長くなり1つしか書けていないので、次のブログの時に残りの2つを伝えたいと思う。ただただ熱くなってしまった。孫さんの情熱が乗り移ってしまったのだろうか…☆

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