税金について

生き方

 今日は、将来みんなが社会に出た時に関係する税金の話をしてみよう。

 「税金」と言われたら、自分たちが直接関係している消費税や、社会科の授業で習う法人税、給料にかかる所得税、自分の住んでいる自治体に支払う住民税などを思い浮かべるだろうか。今は直接関係していない所得税も、「将来有名人になって何億と稼いでやるーっ」と思っているのであれば、所得税は「累進課税制度」で、稼げば稼ぐほど税率が上がるシステムや、4000万円以上の年収があった場合45%の所得税率になり、かつ所得に対して10%の住民税がかかるので、結果55%(稼ぎの半分以上)の税金を支払わなければならないということを知っておくのも大切な社会勉強だ。「1億稼いで4500万円しか手元に残らないの?」そう考えると、お金持ちにとって、税金について勉強することは必要不可欠なのである。

 そして、ネットで「所得税 計算」と検索したら、累進課税制度の表が出てくる。その表の中に「控除額」という欄がある。所得が多いほど控除額が高く設定されているのだが、控除というのは「所得の対象とならないお金」ということだ。つまり、表で示されている控除額を使って、『所得額-控除額』の計算で出たお金から所得税を計算しましょうね、ということだ。「へぇそうなんだぁ」とぜひ納得するまで学んでいってほしい。今では書籍や動画がバンバン出ているし、小学生でも分かるように解説されているものもあるから。

 お金持ちの人にとって「税金対策」(正しく税金を引かれないようにする対策)というのは先に述べたようにとても大切なんだ。もちろん、所得が高くなくても税金対策は大切なのだが、お金持ちの人からすると、対策をしっかりすることによって納税額が大幅に変わる。だからこそ、お金の勉強って今の内からやる必要があるんだよね。

 みんなは「年末調整」という言葉を聞いたことがあるだろうか。年末つまり12月にその年の税金がちゃんと正しかったか、確かめ調整をするというものだ。先ほど言った「控除」というのは、「税の対象となる所得」を減らしてくれるものなのだが、実は所得を減らしてくれる控除には、まだ他にもあるんだ。

 例えば、年末調整でよくあるのが「生命保険料控除」や「地震・火災保険料控除」「配偶者控除」などがある。生命保険などの保険は、“生きていく上でどうしても必要な出費だよね”と考えられていることから、その分は所得から差し引きましょうってことになっているんだ。これらを控除(所得額から引く)してもらうために書類を書く煩わしさはあるけど、家(新築)を買った人であれば、住宅ローン減税(買ってから13年間受けられる)なども合わさり、私の場合、こないだの年末には20万円くらいのお金が戻ってきた。「書類めんどくさい」なんて言っている場合じゃないくらいの大金が戻ってくるので、慣れるまでは面倒ではあるが、「大人ってそんなこともやっているんだなぁ」と今のうちから知っておくといい。イメージとしては、税の過払い金を返金してもらうって感じかな。

 最後に「ふるさと納税」について。ふるさと納税も聞いたことがあるよね。CMで「さと〇る」ってよ~くやっているし。ひょっとしたら、お家の人が“返礼品”を選ぶのを一緒に見ているっていう人もいるかもしれないね。ふるさと納税を簡単に説明すると、先に述べた住民税は“今住んでいる自治体に納める”ことになっているけど、その住民税を『自分が生まれ育ち「医療」「教育」などの住民サービスを受けたふるさとの自治体に納める』という理念のもと始まった制度だ。何度も制度の改正を経て、現在は寄附額(納めた額)から2000円を引いた額が住民税と所得税の控除額として認められるのだ。

 しかし、今は当初の理念もどこ吹く風。ふるさとに限らず”どの自治体に寄附をしてもいい”ことになっている。寄附をしてもらった自治体は「我が自治体に寄附(税金)を納めてもらってありがとうございます。お礼に…」ということで“返礼品”を納税者に送っている。だから、寄附(納税)をしている人は、「ふるさとに」というよりも、“返礼品カタログ”を見ながら「どこの返礼品をもらおうかな」という視点になっている。だから、返礼品を上手く利用する自治体の財政が潤い、大都市の自治体などが本来得るはずの住民税を減らし、「その減った額の大きさ」や「本来の理念がどこかに行ってしまった現状」が問題視されている。文章だけだとなかなか伝わらない制度なので、こちらもぜひネットや本で調べてほしい。

 ちなみに私はふるさと納税には参加していない。理由は3つ。今住んでいる自治体でサービスを受けているから、そこに払うことは自然だと思っているから。そして返礼品というのは、全自治体が本来得る収入の総和を減らす行為であるから。最後に、地方交付税交付金を使うことで、格差の是正を行ってきた自治体の収入のシステムに問題があるなら、そこにメスを入れればいいという考えだから

 何でもそうだが、“理念のない自由”は怖い。選択肢が多いことはいいことだが、自分がよければ…という個人主義に走る姿は、決してふるさと納税に限ったことではない。みんなも自分の生き方として行動理念について是非考えてほしい。

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