日本の経済は、1990年代前半にバブル経済がはじけて以来、失われた30年とも言われている。それは、世界経済が成長を続ける中、日本の経済成長(GDP)が30年間、ほぼ横ばいだからだ。
今回のブログも、先週講演を聞かせていただいた西野亮廣さんの話を交えながら伝えていこうと思う。
そういえば、西野さんが言っていた。「最近ニューヨークに仕事で行ったんですけど、ニューヨークで食べたラーメン1杯いくらくらいだと思います?」う~ん…。2倍は超えているから3000円~4000円くらいなのかなぁと心の中で予想を立てて、西野さんの正解を待つ。「ニューヨークで僕が食べたラーメンは、1杯なんと7500円でした!チップも入れると10000円弱だったんですよ!」ま…まじか。今東京でラーメンを食べても、1杯1500円も払えば大抵のラーメン屋なら食べられる。ニューヨークは東京の物価の2倍や3倍どころの騒ぎじゃない。確かにアメリカはかれこれ長年インフレを続けているから、所得に対する物価の割合が日本より高いのも事実である。しかしだ。ランチでぷらっと店に入って10000円は…ねぇ。
アメリカの平均所得を調べてみた。2022年で77463USドル。現在の為替レート1ドル約150円で換算すると、約1162万円である。日本は平均所得が443万円なので、およそ2.6倍である。なんかいつの間にか大きな差がついているんだ。(約2年半働いて、アメリカ人の1年分と同じ価値って言われたら、なんか寂しいよね。)
日本国内で住むだけなら、安く買い物ができるので決して不便なわけではないが、国際社会の中での日本の”ポジション”は、”先進国”というより、もはや“中堅国”なのである。人口が多いからGDPが多いだけの国といった感じだ。最近、人口が日本の約3分の2のドイツにGDPが抜かれるということがニュースになっていた。
「別に海外に行かないし、イイじゃん」と思う人もいるかもしれないが、西野さんが講演の中で、国際的なサーカス/エンターテイメント集団の「シルク・ドゥ・ソレイユ」の話をしていた。西野さんはシルク・ドゥ・ソレイユの公演が大好きらしい。私も過去に大阪と名古屋で2度見に行ったことがあるが、とても素敵なサーカスショーだった。しかし、このごろなんか昔の華やかさが無くなって、悪い言い方をすれば“ショボくなった”というのだ。
国としての経済力がなくなると、こういうところにも影響が出てしまうようだ。例えばアメリカではチケットを20000円/枚で売れるとして、会場が3000人規模なら、1回の公演で6000万円の売り上げになる。1日2回公演であれば、1日で1億2000万円だ(満席だとして)。しかし、日本は貧しい国だから、チケットは8000円/枚で売るとしよう。会場も少し小さくして2000人規模。1回の公演では1600万円。当然売り上げが少ないので、利益を生み出すためにはどこかでコストカットをしなくてはいけない。結果的にショボくなってしまうのもうなずける(うんうん)。しかも、私が行った時はもう10年近く前で、当時は1日2回、土日なら3回公演だったように記憶している。でも今、平日は昼に1回だけらしい。そのタイミングで行くことができるお金に余裕のある人をターゲットに運営をしているようだ。外国から見たら、日本って一体…。
とは言え、「日本がダメだ」ということを言っていても何も変わらない。現状を正確に把握しつつ、西野さんはさまざまな戦略に出ている。その中でおっしゃっていた『応援されること』について話をしよう。
今の世の中、情報はどこからでも調べられるので、時間が経つにつれてどんどんその価値は下がっていく。人気ラーメン店も、そのうち似たような味の店が出てきて、差別化をし続けるのはとても難しい。では、どうしたらお客さんにずっと通ってもらえるのか。それは、「お客さん」を「ファン」つまり「応援してくれる人」にすることだ。“あの人の店のラーメンだから食べに行く”という流れを作るということだ。
さて、みんなが日々の生活の中で“応援してもらえる人”になるには、どうしたらいいだろうか。今はビジネスをしているわけではないかもしれないけれど、「○○さんだから手伝ってあげたい」という思いになることは、わりと普通にあることだ。『魅力』と一言で表すとどうしたらいいか分からないが、まず人とコミュニケーションをすることによって、人と人との関係がスタートし、さらにコミュニケーションを図ると、一緒に活動することが増えて、そこに二人だけのストーリーが生まれる。その人にとってあなたが“唯一無二”の存在になる。
別の形でもいい。昔からある「一生懸命頑張ろう!」という言葉。一生懸命頑張って何かに没頭している人というのは、応援されやすい。だから、”頑張る”っていろんな意味で大切なことなんだろうね。もちろん何かを頑張るって言っても、それを続けるためには明確なビジョンをもってないといけないけど。
まだ、西野さんに会ったという実感が沸かないまま1週間が経っているが、「VIP戦略」と「客を教育する」この二つについては話したい。受け売りばかりで申し訳ないが、このブログらしさも出しつつ、ぜひ共有したいと思っている。次回っ!



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