伝説のスピーチシリーズⅡ -中田敦彦さん-

生き方

 みんなは中田敦彦あつひこさんと聞いて、ピンとくるだろうか?お笑い芸人で、今はユーチューバーや実業家として活躍かつやくされている人だ。中田さんも前回の西野亮廣にしのあきひろさんのように、若くして彗星すいせいのごとく芸能界に現れ、相方の藤森慎吾ふじもりしんごさんと”オリエンタルラジオ”というコンビを組んで、お笑い界に旋風せんぷうを巻き起こした。みんなはあまりテレビで活躍している姿を見ていないかもしれないが、お笑いの番組「エンタの神様」や藤森慎吾さんのソロ活動「チャラ男」、オリラジと中田さんの実弟のダンスグループとで結成した「RADIO FISH」の”PERFECT HUMAN”という楽曲で一世いっせい風靡ふうびした(言い過ぎではないと思う)。中田さんは学生の頃、東京大学を目指して勉強にはげんでいたこともあり、アメトークなどでその学力の高さを披露ひろうし、その後、自身のユーチューブチャンネルで歴史についての解説をスタートし、今は教育系ユーチューバーとして活躍している。2021年3月よりシンガポールに家族で移住している。

 そんな中田敦彦さん。やはり有名な方なので、スピーチをやっています!これもまた西野さんと同様近畿きんき大学(近大のセンス!)。近畿大学の入学式でその伝説のスピーチは始まった。

 中田さんはスピーチの初めに、夢を叶えるためにやる3つのこととして「夢を言う」「みんなに助けてもらう」「あきらめない」と紹介していた。たしかにそうだな…まず夢を言うっていうのは、人に宣言もするし大切だろうな。自分一人では絶対に夢に向かえないし、自分自身が助けてもらえる人になる必要があるな、うんうん。そしてあきらめない…。いや、向いてないと思えばあきらめることも大切だと思うけど…。そんなリアクションを取ってしまいそうなスピーチのスタートだ。

 中田さんがこのスピーチで話したことは大きく分けて3つ。

 一つ目は、芸人なのになぜ「PERFECTパーフェクト HUMANヒューマン」という楽曲を世に送り出したのかというその舞台裏ぶたいうらについて。中田さんは先にも述べたように、かしこくて、すぐに売れて、戦略家せんりゃくかで、周りから見たらとても順風満帆じゅんぷうまんぱんな人生を送っているように感じる。でもそんなことはないらしい。まず、この「PERFECT HUMAN」という歌は「三代目 J Soul Brothersジェイソウルブラザーズ」の「R.Y.U.S.E.I.りゅうせい」というダンスも有名になったヒット曲にあこがれて、「オレは三代目 J Soul Brothersになる!」と夢を周りの人に言ったところからスタートした。そして、世の中にはあまり知られていないことなのだが、ようやく、苦労、苦労の末の5曲目であの「PERFECT HUMAN」を世に送り出すことができたんだ。つまり4曲はダメだった。1つの曲を作るのにも、ものすごい労力が必要。人、お金、時間。それがみんなの知らない所で4つもダメだったなんて。わりと苦労していたんだな。そして、そんな中でも出来ていなかったところをちゃんと改善しながら進んでいったんだな。聞いているとその苦労が伝わってきた。中田さんは「トライ&エラーだね」って爽やかに言っていた。そして、自分が「PERFECT HUMAN」で成功した理由はなぞの自信”、こ本人はこれを振り返って正気しょうき沙汰さたじゃない」と言っていた。簡単に言うと「狂っている」ということだ。そして、この「狂っている」「おかしい」って思われるくらいの情熱がなければ、イノベーション=革命は起きないと言っている。恥をかいて、さらに恥をかいて…。なんか分かるような気がする。普通の感覚で成功するなら、誰でも成功するよね。成功したと実感する人が少ないのは、常人じょうじんと違う要素(ハート=情熱)がその人にはあるからなのかもしれない。

 二つ目は、新しい世代は優秀だ”ということ。なぜなら、それまでに人類が歴史の中で積み上げたものを当たり前のように使えるのだから、と。確かに、今の学校の勉強一つとっても、教科書や資料集は私が子どもの頃よりも見やすくてカラーページが豊富にある。電子黒板で動画も見られる。タブレットを使えば探したい情報に簡単に手が届く。なんという幸せか。なんという有難さか。分かっている人は分かっている。感謝しながらめちゃめちゃ勉強している人も世の中を見渡せばそれなりにいる。優秀であることはそれなりに約束されている中で、どう自分という色を出していこうか?

 そして最後の三つ目。そんな優秀な現代人の話。一人の高校生の男の子の話。中田さんの講演会こうえんかいに参加していた高校生の話。世界一周したいからクラウドファンディングしている最中の高校生らしい。もうこの時点で何かやばい雰囲気が出ている。中田さんの講演会に高校生で行っていること、世界一周を本気で“今”やろうとしていること、“クラウドファンディング”を行動に移していること。さっきの言葉を借りると「正気の沙汰じゃない…。」話すと長くなるので、詳しくはユーチューブで見てほしい。その子は名古屋の子らしいのだが、中田さんからの「世界一周のために援助したい」という申し出を受けて、名古屋から東京に”ヒッチハイク”で向かって(この話も面白い)、出会ったそのすぐ後に東京で開催かいさいされた「世界一周したい人のプレゼン大会」に出場して優勝。翌月に世界一周に旅立ったらしい。中田さんはその子に「君はアレクサンドロス大王みたいだ」と言ったらしい。常識をくつがえして、歴史上2~3番目に大きな土地を20代で支配した伝説の王様のアレクサンドロス大王。その行動力のすさまじさたるや。

 さて、今回のスピーチどうだったかな?心がワクワクしたり、刺激的な話だったかな?私はこれを聞いた時、とても刺激を受けたし、正直もっと若い頃に聞きたかったなと思った。でも年齢なんてこと言ってはいけないねっ。”今”始めればいいんだ。心が動いた時に、行動にうつせるかどうかが勝負だ!

 今日のキーワード…「正気の沙汰じゃない」

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