言いたいことも言えない? PartⅡ

生き方

おはよう!また夏が戻ってきたかのような暑さが日本中をおおった昨日。今日も昨日ほどではないが、全国各地で暑くなりそうだね。でも残暑もここまで。これから気温は少しずつ下がり、秋がどんどん深まっていきそう。過ごしやすい秋とはいえ、寒暖差かんだんさがあるから体調管理だけはしっかりしよう。

 さて、昨日の続きの今日。今日はまず、私が小学校で先生をしていた時にとても尊敬そんけいしていた先輩せんぱいの話。

 その先輩は私の5つ年上の男性の先生。初めてつとめることになった小学校に私よりも2年早く働いていた。その先生はとても魅力的みりょくてきで、言い換えればとても“個性的”な人だった。基本的に子どもたちの自主性を大切にするタイプの先生で、必要のないと感じるルールは徹底的てっていてきになくしていた(例えば〇分前着席とか)。「ルールを減らしているから自由が多いけど、その分自分たちで考えなければいけないぞ」と子どもたちに言っていた。他にもとても面白いことがあった。自らが作った社会科の学習カードゲームを配り、子どもたちは遊びながら勉強をしていた。子どもたちはいつも楽しそうな雰囲気で、明るく学校に来ている様子だった。自分のクラスだけでなく、学年主任の先生として学年全体を巻き込んでいた。

 そんな素敵すてきな先輩の先生だが、どの先生からもあこがれられているわけではなかった。なぜなら“個性的すぎる”からだ。小中学校は、国が決めた学習指導要領しどうようりょうという指針の下、国が合格を出した教科書を使って、できるだけ同じように学習を進めていくものなんだ。もちろん、地域や教える先生によってその内容や程度にばらつきはあるけど、一つの学校として同じ方向性をもって進めていくことを大切にしている。その先輩の先生は子どもたちのことを真剣に考えている。その気持ちは他の先生も同じだ。でもやり方が違うから、他の先生たちには「ちょっとあのやり方はどうだろう…」「自分のクラス/学年のことしか考えていない」と言われてしまうところがあったようだ。残念だったのは、それを面と向かって言うのではなく、そう思う先生同士が陰でコソコソ言っていたということ。

 これは、先生の世界での話。大人(で、しかも先生)なのに、おかしいと思ったことを面と向かって言えないのだ。そして、やり方や考え方が違うだけで、その人を毛嫌けぎらいする雰囲気もあったように思う。君たちの周りでも同じようなことはないだろうか?人は考え方が違ったりやり方が違ったりすると、その人のことを否定したり嫌ったりする傾向けいこうがある。でも、そもそも前提ぜんていちがう。『人は自分と違う』んだ!考え方もやり方も。合わないのがむしろ当たり前。だからこそ話し合わなければいけないし、そこで出た意見が対立し、たとえ平行線となって折り合いがつかなさそうでも、何とか“いい具合”を見つけるために丁寧に話し合う必要があるんだ。これはもう今の内からやれるようにしていきたい。本音で話すということはとても大切なことだ。本音をちゃんと出すことを習慣づけよう。そして、相手が本音で言ったことが自分と違ったとしても「あなたはそう考えるんだね」と受け入れる気持ちをもとう。納得なっとくするかは別でいい。その人が自分と違う意見をもっていることで、その人を嫌う必要は全くない。これがちゃんと理解できると、さらに堂々と自分の本音が言えるようになる。

 ただ、残念ながら自分が本音をはっきり言うと、そのせいで君を嫌いになる人も何人かはいると思う。特に日本人は(一括ひとくくりにしてはいけないけど)“排他的”“同質性を好む”ところがあるから、本音を言えば「なんだよこいつ…」とけむたがれるかもしれない。でも、だからといって本音をかくして“上手いこと”やっていこうとすることが「自分の求める自分像」への道につながっているだろうか?私自身、働く学校が変わった時、それなりに個性的なので(そもそもこんなブログをやっている時点でかなりそうですね♪)「何?あの新しく来た先生?」と嫌がられている雰囲気ふんいきは正直あった。直接言われないにせよ、間接的に文句が私の元へ届いていた。でも、自分には自分の信念があり、その後も先生方そして子どもたちに誠実にその信念を貫き通した。その結果、私はその学校に勤務した7年間の中で、私のことを理解して仲間として受け入れてくれる先生が増え、どんどん働きやすい職場になっていった。時間はかかるが、本当に理解されるってそんなもんだと思う。

 日本人は対話が下手だ。だからこそ対話をする必要がある。「意見が違う」ことは「敵である」ということではない。大切なのは、意見が違うけど、その人自身を尊重することだ。話し合いって面白くないかい?私は話し合いは“初対面から続く自己紹介”だと思っている。だから「へぇ~、そんなこと考えてる人なんだ」と知ることができるから、楽しくて仕方ない。自分の意見が否定されても、君が否定されたと思う必要はないし、もし仮に君が否定されたとしても、それは相手の問題であって、君は堂々と胸を張っていればいい☆

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