どうして愛媛県は素晴らしいの?

生き方
変な絵

 こないだ録画で撮った「アメトーーク」の3月5日放送『いよっ!!愛媛県出身芸人』という企画を見た。友近さんやRGさん、元和牛の水田さんなど、有名な芸人もいたが、やはりゆーても地方の県。ひな壇に“錚々たるメンバーが!”というほどでもない比較的地味なラインナップだと感じた(と言っては失礼だろうがご容赦を)。そこで紹介された愛媛県の魅力の数々。その時私は「へぇ~」くらいにしか思っていなかった。

 あなたにとって思い出深い観光地はどこだろうか。私が住む愛知県の観光スポットと言えば、名古屋城や東山動植物園、名古屋港水族館、レゴランドJAPANあたりが挙がるだろう。人口700万人以上の愛知県では、そんな観光スポットは大型連休にもなればものすごい人の数でとても賑わっている。観光地に行く身としては、いかに“魅力的な場所”“スムーズに”回るかが勝負のカギだ。

 私はこの春休み(3月25日~)を利用して、2泊3日で四国に車で家族旅行に行った。そしてその3日間は本当に楽しく、子どもたちの言葉を借りるとすると“夢のような時間”だった。それにはやはり理由がある。四国すべての県に行き(弾丸で!)、どの県も素敵だったのだが、特に素敵だった愛媛県について、今回はスポットを当てて紹介したいと思う。

1.道後温泉
 道後温泉は、とにかく歴史がめちゃくちゃ長い温泉地で、3000年の歴史があるとか。「道後温泉本館」は木造建築で国の重要文化財にしていされている。その本館前にL字型に存在する「ハイカラ通り」は、それぞれの店がキレイで賑わっており、ちょうど訪れた時はデザイナーの蜷川実花さんとのコラボ企画で商店街の入り口やその近辺がとても華やかに彩られていた。私は過去(15年ほど前)にこの地に訪れたことがあるが、その記憶にある風景とは似ても似つかないくらい街が”進化”していた。街を走る路面電車や商店街近くにあるカラクリ時計もまた風情を感じさせて、観光客をワクワクさせる雰囲気を演出していた。

2.松山城
 みんなは「松山城」と言われてピンとくるだろうか?松山城は小高い山の上に建つ、現存する12天守のひとつの名城だ。江戸時代の天守(お城の一番高い所にあるメインの建物ね)がそのまま残っている。初代城主は加藤嘉明。元々豊臣秀吉の家来で、関ケ原の戦いで徳川家康側につき、その功績で愛媛県松山市に城を築いたんだ。城には歩いても行けるが、ロープウェイやリフトで行くのがオススメ。ロープウェイを降り、そこから少し登るとすぐに城の敷地内に入れる。けっこう広めの広場があり、そこから松山市内や瀬戸内海が一望でき、景色は本当に最高だ。城(建物)の中は急な階段や木の床、武具の展示、狙撃手が銃を撃つための穴など、“ガチの城”感を体験することができる。前日の夜にチャットGPTに「松山城って行った方がいい?」って聞いたのが恥ずかしいくらい、本当に素敵な城だった。ちょうど桜が咲き始めており、それもまた城に似合って歴史の深みに色を添えていた。

3.とべ動物園
 家族旅行にとってその土地の動物園や水族館は付き物だ。四国全体で調べた時に動物園では「とべ動物園」がいろいろなサイトに載っていたので、じゃあとりあえず行ってみるか的なノリだったが、本当に”今までで行った動物園の中でも1位か2位の素晴らしさ”だった。そう思った理由が2つある。一つ目は、順路がはっきりしていて、見る人が困らずにほぼ全てをスムーズに見ることができたことだ。残念ながら愛知県の有名な東山動植物園にはそんな“推奨ルート”はない。自由と言えば響きはいいが、立ち止まるかどうかはお客さんに任せて、あくまで全体を見えるルートがあることはとても重要だと思う。この順路のおかげで、効率よく回ることができた。そして二つ目は、動物が活発に動いていたことだ。ライオンの所には「各ライオンの登場の曜日/午前午後の表」が載っていた。「働き方改革じゃん!」って思わず声に出してツッコんだ。ずっと決まった場所にいては動物にとっても“変化”がなく、退屈なのかもしれない。そういう動物への細かな配慮もきっと、まず「お客さんが楽しい動物園って?→動物が活発な動物園」。じゃあ「動物が活発になるには?→動物が元気になれる環境を作ること」などと、お客さん目線に立って想像力を膨らませているからなのかなぁ…などと思った。一つ一つはごく平凡。でもちゃんと理にかなっている素敵な動物園だった。

 他にも今治タオル美術館も行きたかったし、まだまだ探せばきっとたくさんの魅力にあふれている愛媛県だ。海が近いこともありグルメも素晴らしかった。

 でも今日はただ「素敵な愛媛県の紹介」をしたかったわけではない!
 「なんで魅力的なのかな?」「どうしたらもっとよくなるのかな?」と、その理由を考えること。
 魅力があるのにはちゃんと理由がある。逆に魅力がないのにも理由がある。そんな視点で旅に出るのは実に楽しい。旅はただ移動することじゃない。遠い/近いの問題でもない。今、あなたが家の扉を開ければ、何かに出合う。そこでどう感じようとするかどう考えたいか。それで物事の見方が今まで以上に素敵なものになるかもしれない。あ、そうそう。家の扉と同時に、心の扉のカギを開けるのも忘れずに。いいものに出合う準備は、まずそこからだ!

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