図書館でルールを守らずうるさい人に、注意できる自分になるには?

生き方

 最近、仕事帰りに少しだけ図書館に寄って、自習室で勉強をしている。今は11月ということで、平日でも受験生の中学3年生や高校3年生を始め、多くの人が勉強をしている。静かな環境で集中してやりたい―――多くの人がそう思っていることだろう。けれど現実には、話し声が響き、勉強している人を邪魔するような空気に出合う。「注意した方がいいかな」と頭では分かっていても、恥ずかしながら私は声をかけることができなかった…。そのような経験、あなたにはないだろうか。
 では、どうすれば「注意できる自分」になれるのだろう?

<なぜ人間は“正しいこと”でも動けないのか>
 まず知っておきたいのは、行動できないのは弱さではなく、生き物として自然な反応であるということだ。人間の脳には「危険を避ける」という本能がある。見知らぬ人に声をかけるのは、脳にとっては“リスク”でしかない。「嫌われるかもしれない」「逆ギレされるかもしれない」「トラブルに発展するかもしれない」こうした最悪の可能性を、自動的に頭で想像してしまう。これが、正しいことを止めてしまうものの正体だ。もしあなたが行動できなかったとしても、自分を責める必要はない。まずは「脳の仕様」を理解することから始まる。

<勇気は“価値観”とつながると強くなる>
 では、どうすれば一歩踏み出せるようになるのか。それは「注意すること」をあなた自身の価値観に結びつけることだ。人は“自分にとって大切なもの”を守るときだけ、本気で勇気が出る。たとえば、図書館での場合、こう考えてみる…
 ・静かな時間は、そこにいる人の集中を守ための大切なものだ。
 ・図書館という場所は、利用者みんなでつくるものだ。
 ・自分が声をかけることで、何十人もの人が快適に過ごせる。

 行動の理由が、「ただのルール」から「自分の価値観」に変わった瞬間、人はより行動することができるようになる。

<注意の仕方には技術がある>
 正直、勇気だけでは足りない。注意には技術がある。その技術を身につければ、相手も自分も傷つかずに済む。

①感情ではなく、状況を伝える。
 「うるさいですよ!」ではなく、「声が少し響いているので、みんな勉強がしにくいようです」といった具合に。感情的に言うほど、相手は反発する“状況の説明”は、相手の防御反応を下げる効果もある。

②責めずに“お願いベース”にする。
 「少しだけ声のボリュームを抑えていただけると助かります。」人は、命令されると反発する。“協力”を求める形にすると、受け入れやすくなる。

③敵を作らず、味方を増やす言い方をする。
 「みんなで気持ちよく使えたらいいですよね。」相手を“悪者扱い”せず、同じ側に立つような言葉が大切だろう。
 この3つを押さえるだけで、注意の成功率はずっと高くなるはずだ。

<勇気の力を日常で鍛錬!>
 いきなり図書館で、見ず知らずの他人に注意をするのは、誰にとってもハードルが高い。だからこそ、小さな勇気の行動を日常で積んでおくことが大切だ。
 ・困っている人に「大丈夫ですか」と声をかける。
 ・ゴミを見つけたら拾う。
 ・電車で席をゆずる。
 ・間違えてしまっている人に優しく教える。

 こうした“小さな一歩”を重ねることで、心の中に「行動できる自分」を育てていけるといいよね。勇気は、生まれつきのものではない。トレーニングといっしょで、使うほどにレベルアップしていくものだ。

 最後に。図書館で注意できる人は、“強い人”ではない。誰かの安心を大切にできる“優しい人”なのだろう。あなたが声をかければ、その場にいる多くの勉強している人の時間が守られる。そんな未来を守るために、ほんの一歩だけ前へ出る。
 次、また図書館で勉強する時にうるさい人がいたら、直接声をかけるか図書館の人に伝えるようにしようと思う。そのままにはしないようにしよっと!

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